2010年05月03日

掃除の神様

掃除の神様と言われた経営者がいる。
その人が掃除をしているビデオを見るのだが、トイレの掃除を素手で丁寧にしている。
自分の会社に心の文化を創ろうと、自分が率先垂範、部下には強制した事は無いそうだ。
しかし部下には、掃除しているその社長の横で平気で用を足している部下も多くいたという。
その社長は、その部下のしぶき(?)を浴びながら、こういう人間が居なくなる会社を
造ろうと思ったそうだ、確かにその部下は無神経で非常識だ、しかし、ふと思った。
自分も、あるビルでトイレをいつも同じ時間に行くと、必ずトイレ掃除のおばさんがいる。
行くと慌てて、空けてくれるのだが、ちょっといらってして「少し時間をずらす事考えないのかなぁ」
と思っていた自分がいた。
考えてみれば、その部下とあまり変わりがないのかもしれない。
トイレ掃除のおばさんとして見下ろして考えている。
せめて「あり難い」と思えない事が情けない。
掃除の神様はやはり神様だ。なかなかおよびつかないものだ。
でも、確かに皆がお互いに心から「あり難い」と言える社会になれば、
住み易い事は、確かだろう。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:55│Comments(2)日記
この記事へのコメント
「気がつかない自分」と、そして「気がついた自分」と
両方あり得ますよね。
「気がついた自分」は、「気がつかなかった自分」を冷静に見る。
社会も人生も同様だと思います。
「気がついた自分」は思いやりや気遣いを見せることが出来る。
そしてそんな社会が…人がお互いを労わる…。
この繰り返しの中で歴史が生まれる。
Posted by イツキイツキ at 2010年05月04日 06:35
そうですね。
しかし、気づく機会が減っている事もあるかも知れません。
我々は、そんな責任を負った年代なのでしょう。
Posted by おじさん学生 at 2010年05月04日 10:39
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掃除の神様
    コメント(2)