2015年10月27日

2・6・2の法則の実体

良く組織には2・6・2の法則が有るというが、それは蟻などの実験で示される。
本当の良く働く蟻が2割居ると、6割は良く働いたり、そこそこだったりの普通の蟻。
最後の2割は、サボりグセがついている蟻。
では、この最後の2割を除けるとどうなるか、すると、いつの間にか、
2割6割が、2・6・2に別れサボりグループが出来てしまうというものだ。
人間は蟻では無いが、人間の組織でも言える。
2割の能力が低いグループを、リストラして優秀なグループだけの組織を作ろうとしても、
一時的には、そうなるが、やはり落伍者が出てしまう。
私見だが、勿論、能力がある人は無い人に優越感を持っているのだろうが、
十分の能力が無くてもクッション材としての価値が以外に大きい。
叱られれ役が居る事で、他の人が安心出来る事も多い様だ。
昔、ある銀行の人事のシステムを作った事がある。
その時にテストデータとして実データを入れた。
見るとは無しに見ていたが、いつも上役に怒られている高卒の社員が居た。
彼の人事考課が低いと思っていたが、一番高かった。
別の人で、高学歴で仕事がバリバリ出来る人が大した評価では無かった。
当時は理由が解らなかったが、最近は良く解る。
弱い社員を助けたり救ったする企業こそ、社員が安心して働く企業なのだろう。
だから、あの銀行はno1であったのだ。
しかし、頭取が変わって成果主義をうたって、
一時は成果をあげたが今はジリ貧の様だ。
成果主義の亡霊に取り憑かれると、そうなるのだろう。
人の問題を疎かにすると、本当に復讐が怖い。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 17:56│Comments(0)日記
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