2016年07月20日

ユングの世界

高校生の頃、精神分析に凝りフロイトを読みふけった。
なるほど人間を動かす根本原理は性欲によるものかと、
感心したものだ。
だがどうしても理解できない現象が自分の中で起きて来たのだ。
夢の中で夢判断をする自分。
そして正夢の連続。
はたしてこれはなぜだろうか。
そんな中ユングを知った。
ジムグント・フロイトの弟子でカール・グスタフ・ユングは、
人間の探求者として心理学の世界を開いた。
そしてユング心理学の中で、老賢人(オールド・ワイズ・マン)。
とグレートマザー(太母)についての
考えは非常にすばらしいと思えた。
ただ多くの人は、老賢人(オールド・ワイズ・マン)は、
男性の理想形であり、グレートマザー(太母)は、
女性の理想形であると言っているが、これは間違いである。
男性でもグレートマザー(太母)はいるし、
女性でも老賢人(オールド・ワイズ・マン)はいる。
要は、その人の深いところの心の住む形なのだ。
戦後、高学歴なのだが似非インテリを見分けるのはこれだ。
数分話せば、似非インテリは化けの皮が剥がれる。
本当の知性がないのだ、
本当の知性は、老賢人(オールド・ワイズ・マン)か、
グレートマザー(太母)の形をして現れる。
私の師匠の本体は、グレートマザー(太母)であった。
そして尊敬する先生は、老賢人(オールド・ワイズ・マン)であった。
底知れない慈愛と知性。
人として、かくありたい、そんな存在。
偉大で身近で、人間くさい人達だった。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:11│Comments(0)日記
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ユングの世界
    コメント(0)