2018年04月03日

日本社会の病理

戦後日本社会は経済的に豊かになった。
しかし、反面人格の劣化も激しい気がする。
徳に団塊の世代などは、競争の中で勝つ事、
金を稼ぐことに重きが有り、
人間として大事なことを置き忘れてきた感がある。
例えば、親を大事にとか皆仲良くとか、
勝つ事より勝ち方が大事だとか言う事だ。
元々日本人は、部下や生徒達でも、
他人の親御さんからの預かりもの。
パワハラやセクハラとは無縁に生きてきたものだ。
自分が立場が上でも弱き者立場が下の者を大事にしたのだ。
それがどうだろうか、
イジメやパワハラなどが横行して居るではないか。
最近、童子教を読んだ。
これは南北朝時代から明治の初年まで700年間
子供の教育に使われた寺子屋の教科書である。
昔、どの小学校でも二宮金次郎の銅像があり、
あの二宮金次郎が薪を背負いながら読んで居たのが、この童子教。
親を早くに亡くした二宮金次郎が寺子屋に行かせて貰えず、
立派な人間になろうと読んで居たのが、これである。
知識ではなく、人はどの様に生きなければならないか、
その背骨がしっかりした人こそが立派な人生が送れるという事だ。
道徳の授業を少し増やすより、読み聞かせで子供の頃から
これを教えなければ、日本人の軸がドンドンぶれていくのでは
そんな風に思えてならない。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:00│Comments(0)日記
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