2011年03月31日

土手について

昨日も寅さんのビデオを観ていたら、土手で寅さんが昼寝をしていた。
多くの場合、寅さんが地元に帰って来る場面は土手を歩いている。
そこには空き地があり、野球に興じている人、ゴルフの練習をする人、
愛を語らうアベックがいて、昼寝をして寅さんがいる。
マッチ箱の様な自宅から離れて外の空気を吸う庶民の憩いの場所が土手なのだ。
金八先生も土手を歩いてくる。多くの生徒と行きかいながら、そこにいる人々と
挨拶をしたり言葉を交わしながら。
どうも、この土手には我々が落ち着ける何かがあるに違いない。
下町の庶民が、住むことの象徴であるのと、古くは民を災害から守るための
為政者の努力の象徴でもある。
信玄堤などは、その象徴かも知れない。
安心と憩い、震災の厳しさはそれを破られた事だろう。
土手で昼寝出来る喜びは、大事な時間なのだ。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:33│Comments(0)日記
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