2012年03月13日

戦う経営

戦略・戦術など経営用語は軍隊の用語が多い。
それもそのはず、アメリカから入ってきた経営学は、ベースが軍隊の戦いと、
その後の植民地経営に、その源を発している。
だから素晴らしい経営者を作る事と素晴らしい将軍を作る事がイコールなのだ。
そして常に戦いを欲している。勝ち続けている事が必要なのだ。
それに対して、日本には商人(あきんど)がいる。
彼らは、今日明日の商売でライバルに勝つことより、その店を次の世代に無事送り届ける事を
目的として商いをやってきた。
その結果、世界で超寿命の企業が日本に集中しているという歴史的事実が残った。
ビルゲイツもステーブジョブズも鮮やかに戦い勝利した。
多くのライバルの死体を残して・・・
日本の昔からの商社と呼ばれた、三井、住友、三菱などは、
戦後アメリカのよって解体されながら今でも世界で通用している。
戦う経営は息が切れる、兵隊を消耗する。
そこで働く者達は、半数は40才前でやめていく。
商人達は昔から長生きだと言われている。松下幸之助94才
日本企業は、何を目指しているのだろうか、戦いで大勝ちする事なのか、
豊かな社会を子孫に残そうとしているのか。
答えは明らかだろうに。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:44│Comments(0)日記
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