2021年06月11日

カミさんは何処へ

日本では奥方の事を関東では、カミさん、関西では、ヨメさんと呼んだ。
関西のヨメさんは、良き女(め)さんと言う意味で、ある種の自慢らしい。
それに対し、関東のカミさんは、神の様という意味もあったらしい。
昔の日本は給与(収入)は家単位で貰っていた。
今の様に個人に貰うものではなかった。
その家全体に対して渡される、そしてその全資産を切り盛りするのが
奥方の役目だった。
基本子育てや家族の世話をするので、財布も全て奥方のものだった。
だから武士の家などでは、結婚にあたり家柄を良く調べたらしい。
そしてヨメが来ると、姑は財布をヨメに渡すのだ。
それをやらないと子育ての時、子供に適時金を掛けられないのだ。
だから結婚をする女性の覚悟が子育てだけでなく一家の資産管理もあった。
昔も今も旦那は小遣いを貰って丁度良いのだ。
つまりお小遣いを頂ける神さんで、カミさんだという。
しかし、最近よく聞くのが、旦那が奥さんに月の経費だけ渡すという。
酷いところは、生活費を折半しているという。
そんなのか個人の自由というが、じゃぁ子供に誰が金を掛ける、
つまり養育するのかが、しっかりしていない。
昔が何故その様な仕組みのなっていたのかは、全て子育ての為だ。
父親は、子供に自分の稼ぎがいったとしても、老いた両親にいったとしても
奥方がちゃんとしていると思っているし、それが基本だった。
個人に給与が発生するというのは、基本、西洋の発想だ。
西洋は、部下は賃金で働く奴隷という考えなのだ、
奴隷が勝手に子供を作ろうが、親の世話をしてようが、そんなの関係ねぇ。
今の日本の会社もそうなってきている。
結果、カミさんは居なくなってきた。
男女同権だぁ、選択的夫婦別姓だぁ、半島人が騒ぐが
日本は神さんとカミさんが居て日本なのだ。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:22Comments(0)日記