2012年08月31日
「らしさ」が大切
シャープの凋落が止まらない。ホンファイとの提携話も、足元を見られ守勢一方だ。
これからどうなる事だろう。技術力で世界に名を売ったシャープを知っているから寂しい限りだ。
シャープやソニーと言えば世界に冠たる開発型企業だ。
最前線で最高技術で勝負してきた企業なのだが、何故市場で負けたのだろう。
一つに考えられるのは、新技術が出てから大量生産が開始されるまでの期間が短いからだ。
最高の技術があっても、それを高い価格ののうちに大量に生産してこそ開発費をまかなうだけの利益が
生まれる。シャープもソニーもそれくらいの技術を持っていた。
しかし、大量生産を始めた時は、シャープの技術に及ばないまでも対して遜色がないサムスンなどの
製品にことごとく負けたのだ。
これは市場を見誤ったという事だが、経営判断が大甘であるという事だ。
シャープやソニーは開発型企業なのだ。それならそれらしく大量生産はホンファイの様な
生産に特化した所に任せればいい。そして自分たちは開発型企業らしく
新しい事をすれば良いし、創立者の早川さんもそういう考えだった。
もし他の企業がマネをするなら、それを喜びとする様な力強い企業だった。
ソニーの創立者、井深さんや盛田さんも同じだ。
真似されて目くじら立てるより、真似できない製品を開発する企業だった。
だから工場を建てて大量生産をしようとすると、モノマネの大量生産企業に負けてしまう。
シャープもソニーも創業者の「らしさ」に戻れれば良いが、
舵を切れる経営者が出てくるのだろうか。
これからどうなる事だろう。技術力で世界に名を売ったシャープを知っているから寂しい限りだ。
シャープやソニーと言えば世界に冠たる開発型企業だ。
最前線で最高技術で勝負してきた企業なのだが、何故市場で負けたのだろう。
一つに考えられるのは、新技術が出てから大量生産が開始されるまでの期間が短いからだ。
最高の技術があっても、それを高い価格ののうちに大量に生産してこそ開発費をまかなうだけの利益が
生まれる。シャープもソニーもそれくらいの技術を持っていた。
しかし、大量生産を始めた時は、シャープの技術に及ばないまでも対して遜色がないサムスンなどの
製品にことごとく負けたのだ。
これは市場を見誤ったという事だが、経営判断が大甘であるという事だ。
シャープやソニーは開発型企業なのだ。それならそれらしく大量生産はホンファイの様な
生産に特化した所に任せればいい。そして自分たちは開発型企業らしく
新しい事をすれば良いし、創立者の早川さんもそういう考えだった。
もし他の企業がマネをするなら、それを喜びとする様な力強い企業だった。
ソニーの創立者、井深さんや盛田さんも同じだ。
真似されて目くじら立てるより、真似できない製品を開発する企業だった。
だから工場を建てて大量生産をしようとすると、モノマネの大量生産企業に負けてしまう。
シャープもソニーも創業者の「らしさ」に戻れれば良いが、
舵を切れる経営者が出てくるのだろうか。
2012年08月30日
それをいっちゃあお仕舞だよ
有名な寅さんのセリフ。
旅から帰った寅さんとおいちゃんが喧嘩して、つい、おいちゃんが「お前なんか出て行け」
と言ってしまった。
すると寅さんは「それをいっちゃお仕舞だよ」と言って柴又を後にする。
後で後悔する、おいちゃん。
そんなやりとりがあって、どんなに近しい仲にも礼儀あり、そして相手を思いやる信条をもつ
日本的情緒から相手が心の傷としている事は察して絶対に触らない。
もしそんな事をすれば、内容がたとい正しくとも、周りに注意される。それが日本的人情だ。
確かに大雑把な思考しかしない韓国の大統領が馬鹿なことを言ってしまったのだが、
天皇陛下について、云々などということ自体日本人の逆鱗に触れる事すら気付かなかったろう。
しかも閣僚や韓国のマスコミも尻馬に乗る発言をしている。
彼らには潮が引くように日本人が引いていっている理由が解らない。
一部日本の左翼ボケしたマスコミも、何故日本の一般人が韓国から離れたか解らない様だ。
寅さんなら「それをいっちゃあお仕舞だよ」ですむのだが。
旅から帰った寅さんとおいちゃんが喧嘩して、つい、おいちゃんが「お前なんか出て行け」
と言ってしまった。
すると寅さんは「それをいっちゃお仕舞だよ」と言って柴又を後にする。
後で後悔する、おいちゃん。
そんなやりとりがあって、どんなに近しい仲にも礼儀あり、そして相手を思いやる信条をもつ
日本的情緒から相手が心の傷としている事は察して絶対に触らない。
もしそんな事をすれば、内容がたとい正しくとも、周りに注意される。それが日本的人情だ。
確かに大雑把な思考しかしない韓国の大統領が馬鹿なことを言ってしまったのだが、
天皇陛下について、云々などということ自体日本人の逆鱗に触れる事すら気付かなかったろう。
しかも閣僚や韓国のマスコミも尻馬に乗る発言をしている。
彼らには潮が引くように日本人が引いていっている理由が解らない。
一部日本の左翼ボケしたマスコミも、何故日本の一般人が韓国から離れたか解らない様だ。
寅さんなら「それをいっちゃあお仕舞だよ」ですむのだが。
2012年08月29日
家電の没落
日本の家電企業が軒並み大赤字でしかも倒産の危機にある企業もあるとか。
あの技術を誇ったシャープや日本電気も最近良くないと囁かれている。
その原因はなんなのだろうかと思って色々考えてみるのだが、円高、景気低迷、政府の無能無策
色々言われている。確かに一面は、そうだろう、しかし、それでも勝ち続けている企業も居る。
やはり経営者の能力の問題が一番と言いたい。
今のTOPは年功序列の高学歴の者が無難なので、それでTOPをやっているのだろう。
決して悪い人間ではないが、戦いには向いていない。
こういう時には(非常時)、戦いに向いたTOPが必要だ。ではどんなTOPかと思って、
資料がないか探していたら、出てきた。
「失敗の本質」という名著だ。野中郁次郎先生を初め日本の有名な学者が、
太平洋戦争で日本軍は何故アメリカ軍に負けたかを組織論的に説明している。
この時の間違いを日本企業は、またやっているのだ。
大企業のトップとあろうものが、この名著を読まずに経営している様では不勉強過ぎる。
リストラされた従業員がうかばれない。
少なくとも、今勝ち組のTOPは勉強家であり、戦略家だ。
有能な兵隊がいたのにみすみす殺してしまった軍人と、有能な技術者がいるのに生かしきれず
リストラしてしまった経営者。
まるでデジャブの様な気がした。
あの技術を誇ったシャープや日本電気も最近良くないと囁かれている。
その原因はなんなのだろうかと思って色々考えてみるのだが、円高、景気低迷、政府の無能無策
色々言われている。確かに一面は、そうだろう、しかし、それでも勝ち続けている企業も居る。
やはり経営者の能力の問題が一番と言いたい。
今のTOPは年功序列の高学歴の者が無難なので、それでTOPをやっているのだろう。
決して悪い人間ではないが、戦いには向いていない。
こういう時には(非常時)、戦いに向いたTOPが必要だ。ではどんなTOPかと思って、
資料がないか探していたら、出てきた。
「失敗の本質」という名著だ。野中郁次郎先生を初め日本の有名な学者が、
太平洋戦争で日本軍は何故アメリカ軍に負けたかを組織論的に説明している。
この時の間違いを日本企業は、またやっているのだ。
大企業のトップとあろうものが、この名著を読まずに経営している様では不勉強過ぎる。
リストラされた従業員がうかばれない。
少なくとも、今勝ち組のTOPは勉強家であり、戦略家だ。
有能な兵隊がいたのにみすみす殺してしまった軍人と、有能な技術者がいるのに生かしきれず
リストラしてしまった経営者。
まるでデジャブの様な気がした。
2012年08月28日
企業の価値
先日ある中小企業経営者と話したのだが、企業は誰の為にあるのかという事だ。
例えば経営者が自分と家族の為にあると思っていたのなら、社員はそれを見抜き仕事に一生懸命
になれないだろう。
では、お客様の為にあると言ったら、クレーマーの客に振り回されて、えらい目に会う。
しかも「お客様は神様だ」などと言っていたら、社員も逃げ場がない。
かと言って、社員の都合だけ聞いていたなら会社は崩壊しかねない。
そうなると大企業みたいに株主のものなどと言ったら、儲からなくなるとリストラの嵐になる。
(人は変動費)勿論、経営者も含めて・・・
色々話しながら、「自分よし、相手良し、世間良し」の三方良しの精神の近江商人の哲学は、
現代でも十分通じる哲学であり、世界に誇れる日本の精神文化だとおもった。
例えば経営者が自分と家族の為にあると思っていたのなら、社員はそれを見抜き仕事に一生懸命
になれないだろう。
では、お客様の為にあると言ったら、クレーマーの客に振り回されて、えらい目に会う。
しかも「お客様は神様だ」などと言っていたら、社員も逃げ場がない。
かと言って、社員の都合だけ聞いていたなら会社は崩壊しかねない。
そうなると大企業みたいに株主のものなどと言ったら、儲からなくなるとリストラの嵐になる。
(人は変動費)勿論、経営者も含めて・・・
色々話しながら、「自分よし、相手良し、世間良し」の三方良しの精神の近江商人の哲学は、
現代でも十分通じる哲学であり、世界に誇れる日本の精神文化だとおもった。
2012年08月27日
国を守る事
尖閣・竹島と民主党政権になってから、にほんの領土について中国・韓国に仕掛けれれている。
特に韓国の今回の挑発は酷いの一語に尽きる。
特に民主党政権は、韓国マネーが入っているという噂があるけど、どうなのだろうか。
特に野田・前原は韓国の言いなりという人がいる。前原などは、韓国のでっち上げ慰安婦にまた金を
渡そうとしているという話がある。
10月解散という時に、そんな事をしたら今度こそ民主党は浮上しないだろう。
中国・韓国にしっかりと対応しないかぎり、自民党も含め短期政権である事は、この秋の政局の
事実であるだろう。
歴史的にも経済的にも韓国は情けないほど弱い国なので、日本は庇護してきたが、事ここに至っては、
しっかりした謝罪なしには国民感情は許さない。
今の大統領は言うに及ばず、次の大統領も腹をくくって対応してもらおう。
特に韓国の今回の挑発は酷いの一語に尽きる。
特に民主党政権は、韓国マネーが入っているという噂があるけど、どうなのだろうか。
特に野田・前原は韓国の言いなりという人がいる。前原などは、韓国のでっち上げ慰安婦にまた金を
渡そうとしているという話がある。
10月解散という時に、そんな事をしたら今度こそ民主党は浮上しないだろう。
中国・韓国にしっかりと対応しないかぎり、自民党も含め短期政権である事は、この秋の政局の
事実であるだろう。
歴史的にも経済的にも韓国は情けないほど弱い国なので、日本は庇護してきたが、事ここに至っては、
しっかりした謝罪なしには国民感情は許さない。
今の大統領は言うに及ばず、次の大統領も腹をくくって対応してもらおう。
2012年08月24日
松下幸之助の遺言
松下幸之助は生前日本が将来も繁栄を続ける為に3つの事をする事を言っている。
1、「和」をもって尊しとする。
聖徳太子の時代から日本人は平和に物事をすすめる事を大事にしてきた。
その平和を目指す心掛けが大事であるという事だ。
2、衆知を集める
多くの人々の知恵を集める事で、物事を判断していく。
コミニュケーションや情報をしっかりする事で、真実をつかもうとする。
3、主座(しゅざ)にたつ
多くの人の意見をしっかり聞いて判断をするのだが、常に自分が自分の精神の責任者として、
物事を見る。つまり人の意見は全て聞くが、それに流されない「自分」があるという事。
このような事を言っている。
日本は中国や欧米から多くの知識や知恵を輸入してきたが、いつの間にか自分たちのものとして
昇華してきた歴史がある。
その日本的意識をしっかり持っていないと、
間違った考え方でも無批判に信じてしまう事をおそれたと思う。
さて、松下政経塾1期生、野田君は、それがどこまでできるのでしょう。
1、「和」をもって尊しとする。
聖徳太子の時代から日本人は平和に物事をすすめる事を大事にしてきた。
その平和を目指す心掛けが大事であるという事だ。
2、衆知を集める
多くの人々の知恵を集める事で、物事を判断していく。
コミニュケーションや情報をしっかりする事で、真実をつかもうとする。
3、主座(しゅざ)にたつ
多くの人の意見をしっかり聞いて判断をするのだが、常に自分が自分の精神の責任者として、
物事を見る。つまり人の意見は全て聞くが、それに流されない「自分」があるという事。
このような事を言っている。
日本は中国や欧米から多くの知識や知恵を輸入してきたが、いつの間にか自分たちのものとして
昇華してきた歴史がある。
その日本的意識をしっかり持っていないと、
間違った考え方でも無批判に信じてしまう事をおそれたと思う。
さて、松下政経塾1期生、野田君は、それがどこまでできるのでしょう。
2012年08月23日
本田の人づくり
本田宗一郎は「無駄な奴は一人もいない。
皆に得手をやらせれば苦労を厭(いと)わず向上心が出て頑張り、本人は幸せなんだ」と語っている。「B・C級(の人材)は出て行け」と言い放った米国の経営者とは大きな違いだ。
しかし、この本田さんがしてきた日本型の人づくりを実践している企業が減ってきている。
その事が日本の現在の問題を生んでいるのでは無いだろうか。
B・C級の人材とは学校で良い成績で無かった人達だろう。
だから一流企業では、面接にさえたどりつかない。
しかし、学校では勉強が嫌いだったが、自分の好きな仕事の為に、
必要な勉強をし直して、プロになる。
そんな人達が20年前にはゴロゴロいた。
いまは優等生が多いのだが、イノベーションを起こすようなクセのある人間が見当たらない。
ステーイブジョブズも変わり者だという。少なくとも協調性が無い人間だ。
そういう人間の中から才能を引き出してきたのが、いま活躍している会社だとしたら、
今は、その変人達を有効に使わねば勝ち残れない時代なのだろう。
皆に得手をやらせれば苦労を厭(いと)わず向上心が出て頑張り、本人は幸せなんだ」と語っている。「B・C級(の人材)は出て行け」と言い放った米国の経営者とは大きな違いだ。
しかし、この本田さんがしてきた日本型の人づくりを実践している企業が減ってきている。
その事が日本の現在の問題を生んでいるのでは無いだろうか。
B・C級の人材とは学校で良い成績で無かった人達だろう。
だから一流企業では、面接にさえたどりつかない。
しかし、学校では勉強が嫌いだったが、自分の好きな仕事の為に、
必要な勉強をし直して、プロになる。
そんな人達が20年前にはゴロゴロいた。
いまは優等生が多いのだが、イノベーションを起こすようなクセのある人間が見当たらない。
ステーイブジョブズも変わり者だという。少なくとも協調性が無い人間だ。
そういう人間の中から才能を引き出してきたのが、いま活躍している会社だとしたら、
今は、その変人達を有効に使わねば勝ち残れない時代なのだろう。
2012年08月22日
韓国の好景気
韓国経済が好景気であると多くの経済の専門家が言うのであるが、
では韓国の国民のどれだけの人が、その好景気を享受しているのだろうか。
韓国はグローバル経済と言われ国をオープンにしたが、IMFに2度も介入され、
いまでは、韓国の大企業の株主は、欧米人もしくは欧米企業だ。(銀行も含め、殆んどアメリカ系)
一生懸命働いているのは、韓国人なのだ。
欧米企業では、「企業は株主のもの、利益の全ては株主に」という考えになっている。
日本では昔から「三方良し」の近江商人などの発想から、お客さま、従業員、地域社会、国などにも
同じように尽くし、株主だけではないという伝統があるのだが、今のアメリカ社会では、
株主の利益が最優先だ。中国社会もそれと同じように進んでいる。
その中で韓国は完全に資本はアメリカ企業に牛耳られ、現在は、中国企業に近づく事で、
自分の立場を上げようと躍起になっているのが実情なのだ。
しかし、中国企業のほうがもっと厳しいだろうと思う。
素直に韓国の人々の事を思うと、日本と仲良くする事を最優先にする事が、韓国の民衆をより
豊かにすると思うのだが、悲しい事に日本を悪し様にする事でしか韓国がまとまらない。
20才代の失業率が20%、40才代で殆んどの人がリストラ。
今の韓国の国民の不幸を考えると、気の毒に思う。
しかし、その責任を全て日本に押し付けようとするのは、許されない。
韓国の民衆が幸せになるのは、まだ遠い先のなりそうだ。
では韓国の国民のどれだけの人が、その好景気を享受しているのだろうか。
韓国はグローバル経済と言われ国をオープンにしたが、IMFに2度も介入され、
いまでは、韓国の大企業の株主は、欧米人もしくは欧米企業だ。(銀行も含め、殆んどアメリカ系)
一生懸命働いているのは、韓国人なのだ。
欧米企業では、「企業は株主のもの、利益の全ては株主に」という考えになっている。
日本では昔から「三方良し」の近江商人などの発想から、お客さま、従業員、地域社会、国などにも
同じように尽くし、株主だけではないという伝統があるのだが、今のアメリカ社会では、
株主の利益が最優先だ。中国社会もそれと同じように進んでいる。
その中で韓国は完全に資本はアメリカ企業に牛耳られ、現在は、中国企業に近づく事で、
自分の立場を上げようと躍起になっているのが実情なのだ。
しかし、中国企業のほうがもっと厳しいだろうと思う。
素直に韓国の人々の事を思うと、日本と仲良くする事を最優先にする事が、韓国の民衆をより
豊かにすると思うのだが、悲しい事に日本を悪し様にする事でしか韓国がまとまらない。
20才代の失業率が20%、40才代で殆んどの人がリストラ。
今の韓国の国民の不幸を考えると、気の毒に思う。
しかし、その責任を全て日本に押し付けようとするのは、許されない。
韓国の民衆が幸せになるのは、まだ遠い先のなりそうだ。
2012年08月21日
高齢者の雇用
日本の人口がどんどん減っている中、高齢者の雇用についての関心が集まっている。
勿論60才65才で定年退職したら自分の好きなことで余世を過ごそうと考えている人はいるだろう。
しかし、私の身の回りでは、そういう人は殆んど見つからない。
むしろ積極的に社会に参加したいという人が多い。それは多分日本人の仕事感にあるのだろうと思う。
欧米や中国韓国などでは、商人道や職人道というものが無い。
モノを作ったり商いする人間は卑しい人間という考えが基本にある。しかし、日本では死ぬまで仕事を
続ける自由を求める人間が以外と多い。自分で商売をしている商人や職人などはそうだ。
だから、60才になっても現役バリバリで仕事をしたいという人が大多数だ。
しかし、その割には仕事が少ないのが現実だ。
40年以上もバリバリのプロをしてやって来た人達のノウハウが技能をそのままのするのは惜しい。
韓国や中国の企業がそういう人に目をつけヘッドハンティングに来ている。
日本のしかも中小企業がそういう人達の知恵を生かせないのがもったいない。
確かに、韓国や中国の様に金にモノを言わせる事は難しいだろうが、若い人を育てようという意欲を
多くの人が持っている。ちゃんとお願いすれば多くのベテランが戦力になるはずである。
勿論60才65才で定年退職したら自分の好きなことで余世を過ごそうと考えている人はいるだろう。
しかし、私の身の回りでは、そういう人は殆んど見つからない。
むしろ積極的に社会に参加したいという人が多い。それは多分日本人の仕事感にあるのだろうと思う。
欧米や中国韓国などでは、商人道や職人道というものが無い。
モノを作ったり商いする人間は卑しい人間という考えが基本にある。しかし、日本では死ぬまで仕事を
続ける自由を求める人間が以外と多い。自分で商売をしている商人や職人などはそうだ。
だから、60才になっても現役バリバリで仕事をしたいという人が大多数だ。
しかし、その割には仕事が少ないのが現実だ。
40年以上もバリバリのプロをしてやって来た人達のノウハウが技能をそのままのするのは惜しい。
韓国や中国の企業がそういう人に目をつけヘッドハンティングに来ている。
日本のしかも中小企業がそういう人達の知恵を生かせないのがもったいない。
確かに、韓国や中国の様に金にモノを言わせる事は難しいだろうが、若い人を育てようという意欲を
多くの人が持っている。ちゃんとお願いすれば多くのベテランが戦力になるはずである。
2012年08月20日
上場の是非
企業が業績が良くなると、上場して外から金を集め大規模に拡大していくのが当然であった。
しかし、ここのところの日本の家電業界をみていると、
上場している事でかえって苦しんでいる様にみえる。
借金は返さなければならないもので、簡単に金集めが出来るが、利息を付けて払わねばならない。
しかし、今の時代の様に競合会社が多くなlり、しかも為替など政治の思惑が入ってくるなどすると、
商品が思惑通り売れるというのは、至難の技という時代になる。
しかも、物言う株主が主張し始めれば、長期的戦略より短期的利益を主張する。
益々追い込まれて行き、長期安定的成長を目指す事が難しい状況になる。
今の家電業界のリストラを続けて身売りしながら縮小する姿を見ていると、江戸時代、政商として
飛ぶ鳥を落とす勢いだった商人が、政権が変わった事で、事業を縮小していった様によく似ている。
当時の政商は明治まで生き残れなった。
それに対して、借金をせず自分の金だけで事業を展開してチマチマとしていた商人たちは今に
残って居る近江商人達の子孫だ。
決して派手にせず堅実に生きてきた。
そう考えると、上場などせず自分の才覚で行ける所を目指しながら次世代にバトンタッチをする事が、
まともな経営の様な気がするが、どうなのだろうか。
しかし、ここのところの日本の家電業界をみていると、
上場している事でかえって苦しんでいる様にみえる。
借金は返さなければならないもので、簡単に金集めが出来るが、利息を付けて払わねばならない。
しかし、今の時代の様に競合会社が多くなlり、しかも為替など政治の思惑が入ってくるなどすると、
商品が思惑通り売れるというのは、至難の技という時代になる。
しかも、物言う株主が主張し始めれば、長期的戦略より短期的利益を主張する。
益々追い込まれて行き、長期安定的成長を目指す事が難しい状況になる。
今の家電業界のリストラを続けて身売りしながら縮小する姿を見ていると、江戸時代、政商として
飛ぶ鳥を落とす勢いだった商人が、政権が変わった事で、事業を縮小していった様によく似ている。
当時の政商は明治まで生き残れなった。
それに対して、借金をせず自分の金だけで事業を展開してチマチマとしていた商人たちは今に
残って居る近江商人達の子孫だ。
決して派手にせず堅実に生きてきた。
そう考えると、上場などせず自分の才覚で行ける所を目指しながら次世代にバトンタッチをする事が、
まともな経営の様な気がするが、どうなのだろうか。
2012年08月17日
経済の見方
経済の見方に株価というのがあるが、株屋が経済通と言うのは大きな間違いである。
彼らは、株の売買で利ざやを稼ぐのが商売であって、経済が豊かになることを願って商売をしていない。
つまりは、豊かになったらなったとき稼ぎ、悪くなればそこでも稼ぐ。
その人達に経営がどうあるべきかの参考になる答えなどは出て来ない。
確かに儲け話が出てくるのかも知れないが、多くの場合正当なビジネスではない。
正当なビジネスは社会にとって有益なサービスや製品を提供し金銭を得る事で、
金を動かして金を生ませる様な事をすれば、ただ単に金の取り合いをしてるだけだ。
イギリスやアメリカが金融で金儲けを初めてから世界経済がおかしくなった。
それなのに、まだ改めようともしない。
アメリカの大経営者ヘンリー・フォードは、企業はお金の生産者ではなく、
製品の生産者であると言っている。
そして企業は株主のものでも、労働者のものでも無く。
社会そのもののためにあると言っている。今のアメリカの経営者、
日本の経営者はどう思っているだろうか。
彼らは、株の売買で利ざやを稼ぐのが商売であって、経済が豊かになることを願って商売をしていない。
つまりは、豊かになったらなったとき稼ぎ、悪くなればそこでも稼ぐ。
その人達に経営がどうあるべきかの参考になる答えなどは出て来ない。
確かに儲け話が出てくるのかも知れないが、多くの場合正当なビジネスではない。
正当なビジネスは社会にとって有益なサービスや製品を提供し金銭を得る事で、
金を動かして金を生ませる様な事をすれば、ただ単に金の取り合いをしてるだけだ。
イギリスやアメリカが金融で金儲けを初めてから世界経済がおかしくなった。
それなのに、まだ改めようともしない。
アメリカの大経営者ヘンリー・フォードは、企業はお金の生産者ではなく、
製品の生産者であると言っている。
そして企業は株主のものでも、労働者のものでも無く。
社会そのもののためにあると言っている。今のアメリカの経営者、
日本の経営者はどう思っているだろうか。
2012年08月16日
政治のツケは国民が払う
尖閣に中国の漁民(のふりをした中国政府のまわしもの)が上陸、
着々と日本の領土を取りに来ている。ロシアは戦争のドサクサで居座っている北方領土を
返さない事を決めた。
鳩山がアメリカとの関係をぶち壊し、日中韓が手をつなぐべきだなどと血迷った事を言ったので、
中韓は、アメリカの後ろ盾のない日本に無理難題を仕掛け領土を盗ろう動いている。
しかも菅が村山談話を支持するような事を発信し、
韓国を勢いづけて、しかも中国には、尖閣で体当たり
した船の船長を脅しに負けて返してしまった。
三国とも今がチャンスとばかり、この民主党政権の時に既成事実をつくる戦略が見え見えだ。
これに日本が強く反発しなければ、もっと無理難題を言って来る事は明らかだ。
我々国民は、なんという政治家を国会に送り出したのだろう。
少し前なら、多少お粗末な政治家でも、日本の国力のおかげで、ミスを取り返しただろうが、
20年の不況で弱って、しかも、震災で弱ってと居る事を見透かして、事を仕掛けてくる
この3国の正体が見えた以上、後の世代にツケを残さない事に命を掛ける政治家以外には
国費を使って欲しくないものだ。
着々と日本の領土を取りに来ている。ロシアは戦争のドサクサで居座っている北方領土を
返さない事を決めた。
鳩山がアメリカとの関係をぶち壊し、日中韓が手をつなぐべきだなどと血迷った事を言ったので、
中韓は、アメリカの後ろ盾のない日本に無理難題を仕掛け領土を盗ろう動いている。
しかも菅が村山談話を支持するような事を発信し、
韓国を勢いづけて、しかも中国には、尖閣で体当たり
した船の船長を脅しに負けて返してしまった。
三国とも今がチャンスとばかり、この民主党政権の時に既成事実をつくる戦略が見え見えだ。
これに日本が強く反発しなければ、もっと無理難題を言って来る事は明らかだ。
我々国民は、なんという政治家を国会に送り出したのだろう。
少し前なら、多少お粗末な政治家でも、日本の国力のおかげで、ミスを取り返しただろうが、
20年の不況で弱って、しかも、震災で弱ってと居る事を見透かして、事を仕掛けてくる
この3国の正体が見えた以上、後の世代にツケを残さない事に命を掛ける政治家以外には
国費を使って欲しくないものだ。
2012年08月15日
狂った韓国
竹島の韓国の大統領が上陸し人気を集めようとしただけでは無く。
事もあろうに天皇陛下の謝罪などと言っている。オリンピックの政治を持ち出して世界に醜態を
晒すだけでは無く、どこまでも図に乗った行動をとる国だ。
日本のお人好しの役人が金融で韓国に制裁をしないなどとバカな事をいっているのが腹が立つ。
日本が金融で支援していて初めて韓国経済は成り立っているのに、ここまで喧嘩を売られて
我慢しなければならな理由が解らない。
竹島は元々日本領で、日本がアメリカに占領されている時に、韓国政府が韓国の財産としてだまして
アメリカから盗ろうとしたところアメリカ政府がラスク書簡でこれを断り、元々日本領だから渡せない
と断ったのに、島根の漁民を追い出して、居着いたのが韓国人だ。
そこには何の正当性などない。単なる火事場泥棒だ。
従軍慰安婦についてもそうだ、戦争が起きると色々な国で身を売らなければ生きていけない婦人がいる。ヨーロッパでも日本でも台湾でもそうだ。
まともな国は、そのような目にあった婦人の老後を穏やかに過ごしてもらおうと、できるだけ触れない様な思いやりをみせている。
それなのに韓国では、90才の老女を先頭に押し出し鐘や太鼓で大騒ぎをして「金よこせ」だという。
この神経はどこからくるのだろう。
中国のブログやツイッターによると、海外でて売春で金を稼いでるが一番多いのは韓国の女子学生
だという。その真偽はわからぬが、全て金にしようとするさもしさは、その通りかも知れない。
日韓関係は当分ダメだろう。
騒げば騒ぐほとボロが出る国韓国。まず日本人は竹島や従軍慰安婦の真実の歴史を
自分の手で調べてみれば解る事が。
キーワードは、竹島では、「ラスク書簡」従軍慰安婦問題では、「キーセンの国」だ。
事もあろうに天皇陛下の謝罪などと言っている。オリンピックの政治を持ち出して世界に醜態を
晒すだけでは無く、どこまでも図に乗った行動をとる国だ。
日本のお人好しの役人が金融で韓国に制裁をしないなどとバカな事をいっているのが腹が立つ。
日本が金融で支援していて初めて韓国経済は成り立っているのに、ここまで喧嘩を売られて
我慢しなければならな理由が解らない。
竹島は元々日本領で、日本がアメリカに占領されている時に、韓国政府が韓国の財産としてだまして
アメリカから盗ろうとしたところアメリカ政府がラスク書簡でこれを断り、元々日本領だから渡せない
と断ったのに、島根の漁民を追い出して、居着いたのが韓国人だ。
そこには何の正当性などない。単なる火事場泥棒だ。
従軍慰安婦についてもそうだ、戦争が起きると色々な国で身を売らなければ生きていけない婦人がいる。ヨーロッパでも日本でも台湾でもそうだ。
まともな国は、そのような目にあった婦人の老後を穏やかに過ごしてもらおうと、できるだけ触れない様な思いやりをみせている。
それなのに韓国では、90才の老女を先頭に押し出し鐘や太鼓で大騒ぎをして「金よこせ」だという。
この神経はどこからくるのだろう。
中国のブログやツイッターによると、海外でて売春で金を稼いでるが一番多いのは韓国の女子学生
だという。その真偽はわからぬが、全て金にしようとするさもしさは、その通りかも知れない。
日韓関係は当分ダメだろう。
騒げば騒ぐほとボロが出る国韓国。まず日本人は竹島や従軍慰安婦の真実の歴史を
自分の手で調べてみれば解る事が。
キーワードは、竹島では、「ラスク書簡」従軍慰安婦問題では、「キーセンの国」だ。
2012年08月14日
戦略組織
日本の企業や組織が戦略的にに弱い事は良く知られているが、
見方を変えると、日本企業では社員の能力が高く、組織の構成員が自分で考えて行動が出来る。
とも言える。
昔、上がアホやから野球ができへん。と言って野球選手がいた。(後に国会議員ななったが)
このオリンピックで良い例が、女子バレーの同メダルを掛けた日韓戦だろう。
韓国も用意周到で来たが、日本が意外な人間を一人いれただけで、戦略データが狂ってしまった。
それが為に世界一のエースがいても、監督から指示がでないので、何もできずにストレート負けした。
つまり戦略がしっかりしている組織は、戦略で勝てるので組織のメンバーが考えなくなる。
だから戦略が壊れたときは脆い。
反対に銅メダルを掛けたサッカーの日韓戦は韓国が完全な戦略を用意して、それがはまった。
良くも悪くも韓国は戦略で勝とうとする。日本も戦略はゼロではないが、個人の能力を引き出し
教育的な指導も行うので、戦略的な相手に一歩遅れる。
勝ちのみを考えると戦略的が良い。しかし、選手や個人の自主性や人格形成まで考えると、
戦略でがんじがらめにするのはどうなのだろうか。
これはビジネスでも同じだ。サムスンは見事に戦略的な企業だ、それに比べ日本企業は現場の
自主性を考えて、物事をすすめる。
決断が遅いのはこのせいだ。日本型組織が戦略的に動くにはよほど優れたカリスマ経営者が
必要だ。でなければ物言う従業員を納得させれない。
戦略組織は軍隊と同じ、右を向けといって向かないものは、クビだ、それだけだ。
つまり、そこそこのリーダーで結果が出るのだ。
日産でゴーンが成果を出したのは、そのためだ。彼は経営者としては凡庸な人間だ、
フォード1世、松下幸之助、盛田昭夫、本田宗一郎、稲森和夫などには遠く及ばない。
サムスンが興隆している事もこの戦略からだ。
日本の悲劇は天才経営者や天才リーダーが居て興隆していた企業や組織がいつまでも、
それを忘れない事だ。
しかも、能力が無いのに学歴や血統でトップになってしまった人間が多い。
それが通用するほど、今の世の中甘くないのに。
見方を変えると、日本企業では社員の能力が高く、組織の構成員が自分で考えて行動が出来る。
とも言える。
昔、上がアホやから野球ができへん。と言って野球選手がいた。(後に国会議員ななったが)
このオリンピックで良い例が、女子バレーの同メダルを掛けた日韓戦だろう。
韓国も用意周到で来たが、日本が意外な人間を一人いれただけで、戦略データが狂ってしまった。
それが為に世界一のエースがいても、監督から指示がでないので、何もできずにストレート負けした。
つまり戦略がしっかりしている組織は、戦略で勝てるので組織のメンバーが考えなくなる。
だから戦略が壊れたときは脆い。
反対に銅メダルを掛けたサッカーの日韓戦は韓国が完全な戦略を用意して、それがはまった。
良くも悪くも韓国は戦略で勝とうとする。日本も戦略はゼロではないが、個人の能力を引き出し
教育的な指導も行うので、戦略的な相手に一歩遅れる。
勝ちのみを考えると戦略的が良い。しかし、選手や個人の自主性や人格形成まで考えると、
戦略でがんじがらめにするのはどうなのだろうか。
これはビジネスでも同じだ。サムスンは見事に戦略的な企業だ、それに比べ日本企業は現場の
自主性を考えて、物事をすすめる。
決断が遅いのはこのせいだ。日本型組織が戦略的に動くにはよほど優れたカリスマ経営者が
必要だ。でなければ物言う従業員を納得させれない。
戦略組織は軍隊と同じ、右を向けといって向かないものは、クビだ、それだけだ。
つまり、そこそこのリーダーで結果が出るのだ。
日産でゴーンが成果を出したのは、そのためだ。彼は経営者としては凡庸な人間だ、
フォード1世、松下幸之助、盛田昭夫、本田宗一郎、稲森和夫などには遠く及ばない。
サムスンが興隆している事もこの戦略からだ。
日本の悲劇は天才経営者や天才リーダーが居て興隆していた企業や組織がいつまでも、
それを忘れない事だ。
しかも、能力が無いのに学歴や血統でトップになってしまった人間が多い。
それが通用するほど、今の世の中甘くないのに。
2012年08月13日
教育の負担2.
ヘンリー・フォードの一代記に、「ヘンリー・フォード実業学校」についてかいてあった。
ヘンリー・フォードは慈善について嫌っている。
それは、偽善だという。人の為になることは、その人は社会から正当な報酬を得られる仕事を
与えるべきであり、その人の尊厳を守るべきだという。
その学校は、孤児や未亡人の子弟で、普通教育や職業教育を受けられない者達に教育が行われた。
それは、工場の中でも教えるが若年労働者にするのではなく、
科学の原理原則や人間形成に役立つものを教えていた。
そうして育った人の多くは、フォード自動車に入社し、夜学などに通いながら学問を追求したという。
そういう人の中から職長は勿論、経営幹部の候補生も多くでたという。
今のアメリカの経営者に爪のアカを煎じて飲ませたい話だけれど、
日本の経営者も同じようになっている。
人は期待をかけららて育ててこそ本当の戦力となって貰えるのだ。
良く行く東京の喫茶店の壁にこんな事が書いてあった。
「すぐ使える人間は、すぐ使えなくなる。時間を掛けて使える様になった人間は、
本当に役に立つ人間になる。」
ヘンリー・フォードは慈善について嫌っている。
それは、偽善だという。人の為になることは、その人は社会から正当な報酬を得られる仕事を
与えるべきであり、その人の尊厳を守るべきだという。
その学校は、孤児や未亡人の子弟で、普通教育や職業教育を受けられない者達に教育が行われた。
それは、工場の中でも教えるが若年労働者にするのではなく、
科学の原理原則や人間形成に役立つものを教えていた。
そうして育った人の多くは、フォード自動車に入社し、夜学などに通いながら学問を追求したという。
そういう人の中から職長は勿論、経営幹部の候補生も多くでたという。
今のアメリカの経営者に爪のアカを煎じて飲ませたい話だけれど、
日本の経営者も同じようになっている。
人は期待をかけららて育ててこそ本当の戦力となって貰えるのだ。
良く行く東京の喫茶店の壁にこんな事が書いてあった。
「すぐ使える人間は、すぐ使えなくなる。時間を掛けて使える様になった人間は、
本当に役に立つ人間になる。」
2012年08月11日
教育の負担
最近、近江商人についての本などを読んで思うのだが、彼らは子弟の教育に寺子屋を使った。
「読み・書き・そろばん」を教えて、識字率は江戸時代で70%位だったというから、
その時代の世界でもトップだろう。そうしてそのベースの上に人格教育も含めた「しつけ」をおこなった。
12才になったら家から丁稚に出され、何年間も家へ帰れない環境で、社会人としての教育を
先輩や奥さんから受ける。
10年も経ってから、その中でも有能な人間だけ給与を貰い通いの店員になる。
そして、その中から番頭になり、大番頭に上り分家をしてもらうものも現れる。
現在ではどうだろうか、中学卒業以前では働けないし、働いたら、丁稚という訳にゆかない。
最低賃金や社会保険の加入義務などがあり、のんびり育てると言っても、余程経済的余裕が無ければ
企業で育てるというのは無理な話だ。
では学校を出て、直ぐ戦力になるかというと、殆んどの業界で無理だろう。
どんな仕事も、最低5年、気の利いたものでは10年かかる。
昔なら職人は見習い。商人は丁稚というふうに泊り込みで安い小遣い程度で何年も我慢して、
力をつけ、そして一人前になって職人の給金になった。
これらの一人前になるための教育の負担を何処が負うべきなのだろう。
近江商人の本を読んでいて思った。
少なくとも、今の学校の制度では良い商人や職人は出来ない。
出来るとしたら、官僚や学者、そして公務員だ。
かれらだけではこの国は沈没する。良い商売人と良い職人(技術者)が居てこその経済だ。
良い職人と良い商売人を育てるのは誰なのか国に意見を聞きたいと思う。
松下幸之助が言った。「松下電器は人財を作っています。ついでに電気製品も作っています。」と、
「読み・書き・そろばん」を教えて、識字率は江戸時代で70%位だったというから、
その時代の世界でもトップだろう。そうしてそのベースの上に人格教育も含めた「しつけ」をおこなった。
12才になったら家から丁稚に出され、何年間も家へ帰れない環境で、社会人としての教育を
先輩や奥さんから受ける。
10年も経ってから、その中でも有能な人間だけ給与を貰い通いの店員になる。
そして、その中から番頭になり、大番頭に上り分家をしてもらうものも現れる。
現在ではどうだろうか、中学卒業以前では働けないし、働いたら、丁稚という訳にゆかない。
最低賃金や社会保険の加入義務などがあり、のんびり育てると言っても、余程経済的余裕が無ければ
企業で育てるというのは無理な話だ。
では学校を出て、直ぐ戦力になるかというと、殆んどの業界で無理だろう。
どんな仕事も、最低5年、気の利いたものでは10年かかる。
昔なら職人は見習い。商人は丁稚というふうに泊り込みで安い小遣い程度で何年も我慢して、
力をつけ、そして一人前になって職人の給金になった。
これらの一人前になるための教育の負担を何処が負うべきなのだろう。
近江商人の本を読んでいて思った。
少なくとも、今の学校の制度では良い商人や職人は出来ない。
出来るとしたら、官僚や学者、そして公務員だ。
かれらだけではこの国は沈没する。良い商売人と良い職人(技術者)が居てこその経済だ。
良い職人と良い商売人を育てるのは誰なのか国に意見を聞きたいと思う。
松下幸之助が言った。「松下電器は人財を作っています。ついでに電気製品も作っています。」と、
2012年08月10日
戦略と戦術
なでしこが銀メダルで終わったが、多くの人が興奮した試合だった。
最後までなでしこは良く戦ったが、遂にゴールを割れなかった。
この試合の状況をみて、戦略の負けという事が浮かんだ。
太平洋戦争で日本がアメリカに負けたのが、この戦略の違いだという。
戦略とは、日露戦争で勝利した日本を見て、アメリカが恐怖し、
これを潰す事を考え初めて数十年かけてこれを実行した計画の事だった。
日本はその準備の長さと計画の大きさを知らずに戦い、酷い負け方をした。
今回のアメリカサッカーも、ワールドカップで負けて以来、計画をしていたのだろう。
堅固な戦略だった。
ほかの国との戦い方とはまるで違うアメリカがいた。
もしかしたら、まったく戦略無しの状態ならば日本が遥かに強いかもしれない。
しかし、戦略は努力すればいくらでも向上する。
日本サッカーも彼女達の頑張りのみに全て頼るのではなしに、
もっと戦略のための援助をすべきだろう。
戦略論の名言「戦略の失敗は戦術では補えない。」
アスリート達は、戦術を担当するが、戦略は担当していない。
中国、アメリカがメダルの多いのは、戦略の勝利だ。それに比べて、日本のメダリストは
孤軍奮闘の戦術の努力だ。日本オリンピック委員会の錆び付いた役員を
早く現役のアスリート達に開放し、本当の戦略を練らなければ、日本のメダルは無くなる気がする。
最後までなでしこは良く戦ったが、遂にゴールを割れなかった。
この試合の状況をみて、戦略の負けという事が浮かんだ。
太平洋戦争で日本がアメリカに負けたのが、この戦略の違いだという。
戦略とは、日露戦争で勝利した日本を見て、アメリカが恐怖し、
これを潰す事を考え初めて数十年かけてこれを実行した計画の事だった。
日本はその準備の長さと計画の大きさを知らずに戦い、酷い負け方をした。
今回のアメリカサッカーも、ワールドカップで負けて以来、計画をしていたのだろう。
堅固な戦略だった。
ほかの国との戦い方とはまるで違うアメリカがいた。
もしかしたら、まったく戦略無しの状態ならば日本が遥かに強いかもしれない。
しかし、戦略は努力すればいくらでも向上する。
日本サッカーも彼女達の頑張りのみに全て頼るのではなしに、
もっと戦略のための援助をすべきだろう。
戦略論の名言「戦略の失敗は戦術では補えない。」
アスリート達は、戦術を担当するが、戦略は担当していない。
中国、アメリカがメダルの多いのは、戦略の勝利だ。それに比べて、日本のメダリストは
孤軍奮闘の戦術の努力だ。日本オリンピック委員会の錆び付いた役員を
早く現役のアスリート達に開放し、本当の戦略を練らなければ、日本のメダルは無くなる気がする。
2012年08月09日
社会の変革期
オリンピックではチームでの活躍が日本チームには目立っている。
それがレスリングの様な個人の能力を争う試合でも、その選手を取り巻く多くの人々の協力と応援
それが押し上げる力となっている。
それらを見ながら現在の経済・経営の事に思いを巡らせるのだが、
今弱っている企業と活力がある企業との違いには、このチーム力があるように感じる。
今弱っているいる企業は、かってカリスマ経営者が居て、その突破力で突き進んできた企業で、
その企業風土を持ちながら、海外の豪腕経営者とぶつかっている感じがする。
このケースは非常に分が悪い。いくらカリスマ経営者の後を継いだ人間でも組織掌握力が甘い。
じゃあ合議制などと言っている間に後手を踏む。
まったく情けない戦い方だ。
しかし、チーム力がしっかりした企業は、経営者が後手を踏みそうな時、チームの仲間が自分の
判断で手を打っている。そこには小田原評定はない。
どの様な結果であってもリーダーが責任を負う。
やはり、日本のチームの良い面は、このチームでのリーダーシップだ。
豪腕の力づくのリーダーではない。それは後の世界にそう見えただけだ。
何故か今の経済界には、そこらの事が解っているのは
大物では稲森さんぐらいしか居なくなった。(だから日航が再生されたのだ。)
それを継ぐリーダーはむしろ中小企業のリーダーに多い。
大企業はこの病気が治らないと欧米やアジア資本と勝負にならない。
もう官僚経営者の時代ではない。
それがレスリングの様な個人の能力を争う試合でも、その選手を取り巻く多くの人々の協力と応援
それが押し上げる力となっている。
それらを見ながら現在の経済・経営の事に思いを巡らせるのだが、
今弱っている企業と活力がある企業との違いには、このチーム力があるように感じる。
今弱っているいる企業は、かってカリスマ経営者が居て、その突破力で突き進んできた企業で、
その企業風土を持ちながら、海外の豪腕経営者とぶつかっている感じがする。
このケースは非常に分が悪い。いくらカリスマ経営者の後を継いだ人間でも組織掌握力が甘い。
じゃあ合議制などと言っている間に後手を踏む。
まったく情けない戦い方だ。
しかし、チーム力がしっかりした企業は、経営者が後手を踏みそうな時、チームの仲間が自分の
判断で手を打っている。そこには小田原評定はない。
どの様な結果であってもリーダーが責任を負う。
やはり、日本のチームの良い面は、このチームでのリーダーシップだ。
豪腕の力づくのリーダーではない。それは後の世界にそう見えただけだ。
何故か今の経済界には、そこらの事が解っているのは
大物では稲森さんぐらいしか居なくなった。(だから日航が再生されたのだ。)
それを継ぐリーダーはむしろ中小企業のリーダーに多い。
大企業はこの病気が治らないと欧米やアジア資本と勝負にならない。
もう官僚経営者の時代ではない。
2012年08月08日
高校野球
今日、高校野球が開幕した。夏の甲子園大会だ。
なんかやっと夏盛りという気分になった。
今年はオリンピックも面白くて、寝不足の日々が続くのだけれど、
炎天下に白球を追う球児達は、それはそれで楽しみだ。
昨年は、震災の関係で色々な所で自粛ムードであったけれど、
むしろそういう時こそ、祭りは派手に行なったほうが魂の供養になる気がする。
スポーツは祭りではないかもしれないが、その昔天岩戸の前で捧げられた踊りの延長の様な気がする。
肉体のぶつかり合いを通して通じるもののあるのだ。
ただ下を向いているのでは無く、大空に向かって全身を投げ出す事は、神事に通じると思うのだが、
おじさんの戯言かも知れないが、ストレスをふっとばすには良い事だ。
また眠れなくなっちゃう。
なんかやっと夏盛りという気分になった。
今年はオリンピックも面白くて、寝不足の日々が続くのだけれど、
炎天下に白球を追う球児達は、それはそれで楽しみだ。
昨年は、震災の関係で色々な所で自粛ムードであったけれど、
むしろそういう時こそ、祭りは派手に行なったほうが魂の供養になる気がする。
スポーツは祭りではないかもしれないが、その昔天岩戸の前で捧げられた踊りの延長の様な気がする。
肉体のぶつかり合いを通して通じるもののあるのだ。
ただ下を向いているのでは無く、大空に向かって全身を投げ出す事は、神事に通じると思うのだが、
おじさんの戯言かも知れないが、ストレスをふっとばすには良い事だ。
また眠れなくなっちゃう。
2012年08月07日
チーム力
なでしこのサッカーチームがフランスに勝ち、オリンピックのメダルが決まった。
ブラジル戦では、向こうの監督が王者の戦いかたでは無いと批判したというのだが、
テレビで見ていて印象ではブラジルの選手は、頭の中まで筋肉(失礼)ではないかと思えるくらい
強引な試合で、とても王者の戦いでは無いと思った。
いずれにせよ今回はなでしこに限らず競泳の選手もチーム力で勝ったという感じがする試合が多い。
昔は日本人は個人よりチームで戦う。日本の強さはチーム力だと言われて来たのだが、
ここ20〜30年は影を潜め、個人のパフォーマンスに重点が置かれてきた様に思う。
それらが3.11が起きた事で、どうも地殻変動を起こしたのでは無かろうかという気がしてならない。
オリンピック選手の様に若くてピュアな人達は、その事にいち早く反応していったのだろう。
国会で自分達の利権を守るために大騒ぎをして遅々として復興が進まないのを尻目に、
若いこれからの日本人達は、自分はなんの為にこれをなすのか、自分の存在には多くの人達に
力がある。それこそ all for one. one for all. の精神そのものを体現している、そんな気がする。
今回のオリンピックが紳士の国、イギリスである事もそれらを強調するには十分な気がする。
少なくとも会場の反応は良い。とても目が肥えている。勝てばいい、そんな雰囲気ではない。
前回が北京だったから余計そう感じるかもしれない。
前回とは、あまりに違う。
ブラジル戦では、向こうの監督が王者の戦いかたでは無いと批判したというのだが、
テレビで見ていて印象ではブラジルの選手は、頭の中まで筋肉(失礼)ではないかと思えるくらい
強引な試合で、とても王者の戦いでは無いと思った。
いずれにせよ今回はなでしこに限らず競泳の選手もチーム力で勝ったという感じがする試合が多い。
昔は日本人は個人よりチームで戦う。日本の強さはチーム力だと言われて来たのだが、
ここ20〜30年は影を潜め、個人のパフォーマンスに重点が置かれてきた様に思う。
それらが3.11が起きた事で、どうも地殻変動を起こしたのでは無かろうかという気がしてならない。
オリンピック選手の様に若くてピュアな人達は、その事にいち早く反応していったのだろう。
国会で自分達の利権を守るために大騒ぎをして遅々として復興が進まないのを尻目に、
若いこれからの日本人達は、自分はなんの為にこれをなすのか、自分の存在には多くの人達に
力がある。それこそ all for one. one for all. の精神そのものを体現している、そんな気がする。
今回のオリンピックが紳士の国、イギリスである事もそれらを強調するには十分な気がする。
少なくとも会場の反応は良い。とても目が肥えている。勝てばいい、そんな雰囲気ではない。
前回が北京だったから余計そう感じるかもしれない。
前回とは、あまりに違う。