2012年08月13日

教育の負担2.

ヘンリー・フォードの一代記に、「ヘンリー・フォード実業学校」についてかいてあった。
ヘンリー・フォードは慈善について嫌っている。
それは、偽善だという。人の為になることは、その人は社会から正当な報酬を得られる仕事を
与えるべきであり、その人の尊厳を守るべきだという。
その学校は、孤児や未亡人の子弟で、普通教育や職業教育を受けられない者達に教育が行われた。
それは、工場の中でも教えるが若年労働者にするのではなく、
科学の原理原則や人間形成に役立つものを教えていた。
そうして育った人の多くは、フォード自動車に入社し、夜学などに通いながら学問を追求したという。
そういう人の中から職長は勿論、経営幹部の候補生も多くでたという。
今のアメリカの経営者に爪のアカを煎じて飲ませたい話だけれど、
日本の経営者も同じようになっている。
人は期待をかけららて育ててこそ本当の戦力となって貰えるのだ。
良く行く東京の喫茶店の壁にこんな事が書いてあった。
「すぐ使える人間は、すぐ使えなくなる。時間を掛けて使える様になった人間は、
本当に役に立つ人間になる。」  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:00Comments(0)日記