2011年11月30日
学生達の就職
昨日は、大学の就職担当の先生と、中小企業の経営者の話し合いの場があった。
昔では学生は中小企業には目もくれず大企業のみを目指していたのだが、
今は、中小企業でも良い会社を探すという雰囲気の様だ。
ただ話していると大学側と受け入れ側には微妙なひらきもあるようだ。
大学側は、良い子を社会に送り出したいという様だが、この良い子というのが難しい。
仕事によっては、かなり厳しい状況の仕事もある。
こういう時は、良い子のほうが頼りにならない事も多い。
ヤンキーだった子のほうが現実の社会では通用するケースも多々見かける。
しかし、中小企業の良い面は、経営者自身直接学生と話すので、
学生としては、自分に合う合わないの見極めが出来るはずだ。
結局は、中小企業は経営者の見定めが全てなのかも知れない。
昔では学生は中小企業には目もくれず大企業のみを目指していたのだが、
今は、中小企業でも良い会社を探すという雰囲気の様だ。
ただ話していると大学側と受け入れ側には微妙なひらきもあるようだ。
大学側は、良い子を社会に送り出したいという様だが、この良い子というのが難しい。
仕事によっては、かなり厳しい状況の仕事もある。
こういう時は、良い子のほうが頼りにならない事も多い。
ヤンキーだった子のほうが現実の社会では通用するケースも多々見かける。
しかし、中小企業の良い面は、経営者自身直接学生と話すので、
学生としては、自分に合う合わないの見極めが出来るはずだ。
結局は、中小企業は経営者の見定めが全てなのかも知れない。
2011年11月29日
落ち目の三度笠
麻雀などの賭け事をやっている時にどうあがいても目が出ない時がある。
それを落ち目の三度笠というが、人生でもその様な時がある。
思っても居ない災難の様な事態が次々自分の回りに起こってくる。
そういう時は一発逆転を狙うのでは無く、運がむいてくるのをじっくり待つ状況が必要だ。
手堅い地に足がついた生活を送り、危険な事を避ける。
そうして要る間に近くを通る運を掴むのだ。
そういうのは解っているのだが、過去に栄光のある人間がなかなか受け入れがたい。
いずれにせよ勇気が必要だ。
行くも地獄さがるも地獄。これらをこなせれば人生の達人になるに違いない。
それを落ち目の三度笠というが、人生でもその様な時がある。
思っても居ない災難の様な事態が次々自分の回りに起こってくる。
そういう時は一発逆転を狙うのでは無く、運がむいてくるのをじっくり待つ状況が必要だ。
手堅い地に足がついた生活を送り、危険な事を避ける。
そうして要る間に近くを通る運を掴むのだ。
そういうのは解っているのだが、過去に栄光のある人間がなかなか受け入れがたい。
いずれにせよ勇気が必要だ。
行くも地獄さがるも地獄。これらをこなせれば人生の達人になるに違いない。
2011年11月28日
あっと言う間に年末
11月も後3日、12月になってしまえば年越しは、もうすぐ。
大阪では新市長も決まり、新しい時代へと変わっていくのだろうか、
思うと、今年の全ては、3月11日に始まったと言って言いのかもしれない。
9.11をテレビで見て、自分が生きている間に見た最も大きな事件と思っていたが、
3月11日は、それを簡単に忘れさせた。
それ以後、すべての日本人が悪い夢から覚めた思いだったのでは無いだろうか。
戦後民主主義の時代に、富を手に入れバブルに踊り、真面目に努力する事をないがしろにして、
個人主義というエゴに落ちていた。
そんな我々の目の前で、自分の命を顧みず、職務の為に頑張った消防署員、警察官、自衛隊員
そして役場の職員や志井の人々、子を探す親、親を探す子・・・
人間として何が大切なのかを考えさせられ、自分達日本人がどれほど誇り高い民族だったのかを
あえて確認した体験だったのではないだろうか。
2011年も後約一ヶ月、来年は残された若い世代の人達により良い世界になるための
第一歩の年であって欲しいものだ。
大阪では新市長も決まり、新しい時代へと変わっていくのだろうか、
思うと、今年の全ては、3月11日に始まったと言って言いのかもしれない。
9.11をテレビで見て、自分が生きている間に見た最も大きな事件と思っていたが、
3月11日は、それを簡単に忘れさせた。
それ以後、すべての日本人が悪い夢から覚めた思いだったのでは無いだろうか。
戦後民主主義の時代に、富を手に入れバブルに踊り、真面目に努力する事をないがしろにして、
個人主義というエゴに落ちていた。
そんな我々の目の前で、自分の命を顧みず、職務の為に頑張った消防署員、警察官、自衛隊員
そして役場の職員や志井の人々、子を探す親、親を探す子・・・
人間として何が大切なのかを考えさせられ、自分達日本人がどれほど誇り高い民族だったのかを
あえて確認した体験だったのではないだろうか。
2011年も後約一ヶ月、来年は残された若い世代の人達により良い世界になるための
第一歩の年であって欲しいものだ。
2011年11月27日
昭和の終わり
今日テレビを見ていたら、美空ひばりの特集だった。
本当に天才としか言いようの無い歌姫だ。いつ聞いても色あせしない。
しかし、そういえば昭和天皇が亡くなった年に亡くなったんだなぁと思い1989年に亡くなった人を
調べたら出てくる出てくる。
1月7日 昭和天皇
1月23日 サルバトーレ・ダリ
1月31日 芥川也寸志
2月9日 手塚 治虫
3月20日 五島 昇
4月10日 色川 武大 (阿佐田哲也)
4月27日 松下 幸之助
4月30日 殿山 泰司
6月24日 美空 ひばり
6月25日 尾上 松緑 〈2代目〉
11月6日 松田 優作
12月9日 開高 健
しかし、間違い無く昭和天皇は、あちらで退屈はしていないだろう。
でも皆もう少し生きていて貰いたい人ばかり 合掌
本当に天才としか言いようの無い歌姫だ。いつ聞いても色あせしない。
しかし、そういえば昭和天皇が亡くなった年に亡くなったんだなぁと思い1989年に亡くなった人を
調べたら出てくる出てくる。
1月7日 昭和天皇
1月23日 サルバトーレ・ダリ
1月31日 芥川也寸志
2月9日 手塚 治虫
3月20日 五島 昇
4月10日 色川 武大 (阿佐田哲也)
4月27日 松下 幸之助
4月30日 殿山 泰司
6月24日 美空 ひばり
6月25日 尾上 松緑 〈2代目〉
11月6日 松田 優作
12月9日 開高 健
しかし、間違い無く昭和天皇は、あちらで退屈はしていないだろう。
でも皆もう少し生きていて貰いたい人ばかり 合掌
2011年11月25日
水にあう
落語家(はなしか)に上手も下手もなかりけり 行く先々の水に合わねば。
という諺がありますが、昔も今も真理は一つの様です。
先日PANASONICの戦略についての本を読んでいたら、SONYやPANASONICが海外で、
圧倒的にサムスンに敗れたのは、自分たちのブランドに天狗になり、海外の実情に合わない製品作り
をしていたという事です。
サムスンの様に何年も前にその国に住み着き、その国の実情をしっかり肌で感じてから製品を考える
のと、長い出張感覚で3年で交代する日本企業とでは製品の差は歴然なのだそうです。
最低でも10年、出来れば、その地で骨を埋める気でいかないと、
海外での巻き返しは出来ないと言います。
しかし、昔の人はオシャレだなぁ、簡単な言葉で真理をつくとは。
という諺がありますが、昔も今も真理は一つの様です。
先日PANASONICの戦略についての本を読んでいたら、SONYやPANASONICが海外で、
圧倒的にサムスンに敗れたのは、自分たちのブランドに天狗になり、海外の実情に合わない製品作り
をしていたという事です。
サムスンの様に何年も前にその国に住み着き、その国の実情をしっかり肌で感じてから製品を考える
のと、長い出張感覚で3年で交代する日本企業とでは製品の差は歴然なのだそうです。
最低でも10年、出来れば、その地で骨を埋める気でいかないと、
海外での巻き返しは出来ないと言います。
しかし、昔の人はオシャレだなぁ、簡単な言葉で真理をつくとは。
2011年11月24日
ダンシガシンダ
立川談志が亡くなった。
生前本人が、俺が死んだら新聞の見出しは、「ダンシガシンダ」これだなぁと言っていたという。
破天荒でお洒落な落語家だった。
江戸ッ子の粋と言うのを全身で表現した人間、心から落語を愛していたのだろう。
彼の出現から落語界全体が新しい時代に大きく舵を切って、型にとらわれていた時代から
時代に合ったものへと変わっていった気がする。
五代目三遊亭円楽、立川談志、年齢の順番とはいえ良い落語家が無くなるのは寂しい。
自分の事を天才と平気で言えた天才、本当はシャイで淋しがりやの天才。
あちらの世界では、円楽さんと旧交を温めているかしらん。それとも歴代の大落語家相手に
持論をぶつけているかしら。いずれにせよ心いくまで喋りたおしているだろう。
お疲れ様でした。 合掌
生前本人が、俺が死んだら新聞の見出しは、「ダンシガシンダ」これだなぁと言っていたという。
破天荒でお洒落な落語家だった。
江戸ッ子の粋と言うのを全身で表現した人間、心から落語を愛していたのだろう。
彼の出現から落語界全体が新しい時代に大きく舵を切って、型にとらわれていた時代から
時代に合ったものへと変わっていった気がする。
五代目三遊亭円楽、立川談志、年齢の順番とはいえ良い落語家が無くなるのは寂しい。
自分の事を天才と平気で言えた天才、本当はシャイで淋しがりやの天才。
あちらの世界では、円楽さんと旧交を温めているかしらん。それとも歴代の大落語家相手に
持論をぶつけているかしら。いずれにせよ心いくまで喋りたおしているだろう。
お疲れ様でした。 合掌
2011年11月23日
天皇さまのサイン
この「天皇さまのサイン」はダグラスマッカーサーが書いた昭和天皇のエピソードだ。
40年以上も前に出版されたのだが、世の中から無視された様だ。
その事を知ったのは、中国ビジネスをしている人に話を聞いた時、中国共産党と
上層部の人達と飲んだ時、彼らに言わせると日本はダメな国だという。
その理由を聞いたら、昭和天皇の風呂敷包の話を知って居るか?と聞かれ、知らないと
答えると、だから日本人は滅亡すると言うのだ。
中国共産党で知らない者は無い、そのエピソードを日本人自身が知らないのだから、
日本人は駄目だという。
このエピソードは、ダグラスマッカーサーの著書「天皇さまのサイン」の中にあり、
マッカーサーを初めて昭和天皇が訪ねた時、風呂敷包を持参したという。
マッカーサーは、敗戦国の王は常に自分と自分の家族の命乞いにくるものとみていたので、
ふんぞり返って見下げていたが、昭和天皇が語った言葉は、「自分は軍の最高司令官だ、
部下達は私の命令で全てをやった、だから部下には責任は無いから部下を開放し、私を
捕らえて欲しい。」と言った。そして、「国民が飢えている、この風呂敷包の中には、私の財産の
すべてが入っている、これで国民の食料を買って欲しい。」と言ったという。
驚いたマッカーサーは、それ以後、昭和天皇を尊敬し、ファンになったという。
そして、中国共産党の幹部はこの本は必読とされ、リーダーの見本とされているという。
だから中国では、この逸話を知れぬものは無い。隠れ天皇ファンも大勢いるという。
先日、無理やり天皇と謁見しようとした幹部がいたが、理由はこんな所にもあった様だ。
中国4000年の歴史の中にも、そんな皇帝は一人として居なかった。
そんな大事な事すら教えない日本の誇りを知らない日本人など、取るに足りないというのだ。
しかし、ガセかと思って調べてみたら本当だった。確かに中国人は正しい。
自国と文化に誇りを持てない国民に待っているのは、滅亡だろう。
もっと本当の日本を伝える教育が必要だ。
40年以上も前に出版されたのだが、世の中から無視された様だ。
その事を知ったのは、中国ビジネスをしている人に話を聞いた時、中国共産党と
上層部の人達と飲んだ時、彼らに言わせると日本はダメな国だという。
その理由を聞いたら、昭和天皇の風呂敷包の話を知って居るか?と聞かれ、知らないと
答えると、だから日本人は滅亡すると言うのだ。
中国共産党で知らない者は無い、そのエピソードを日本人自身が知らないのだから、
日本人は駄目だという。
このエピソードは、ダグラスマッカーサーの著書「天皇さまのサイン」の中にあり、
マッカーサーを初めて昭和天皇が訪ねた時、風呂敷包を持参したという。
マッカーサーは、敗戦国の王は常に自分と自分の家族の命乞いにくるものとみていたので、
ふんぞり返って見下げていたが、昭和天皇が語った言葉は、「自分は軍の最高司令官だ、
部下達は私の命令で全てをやった、だから部下には責任は無いから部下を開放し、私を
捕らえて欲しい。」と言った。そして、「国民が飢えている、この風呂敷包の中には、私の財産の
すべてが入っている、これで国民の食料を買って欲しい。」と言ったという。
驚いたマッカーサーは、それ以後、昭和天皇を尊敬し、ファンになったという。
そして、中国共産党の幹部はこの本は必読とされ、リーダーの見本とされているという。
だから中国では、この逸話を知れぬものは無い。隠れ天皇ファンも大勢いるという。
先日、無理やり天皇と謁見しようとした幹部がいたが、理由はこんな所にもあった様だ。
中国4000年の歴史の中にも、そんな皇帝は一人として居なかった。
そんな大事な事すら教えない日本の誇りを知らない日本人など、取るに足りないというのだ。
しかし、ガセかと思って調べてみたら本当だった。確かに中国人は正しい。
自国と文化に誇りを持てない国民に待っているのは、滅亡だろう。
もっと本当の日本を伝える教育が必要だ。
2011年11月22日
ボンボンは社会を救うか
ちまたでは、大王製紙のボンボン経営者が100億使った事を大騒ぎしている。
テレビの解説者が、これではオリンパスも含めて海外で日本の経営の信用を失うとか
したり顔で説明しているが、何か白々しいと思い聞いていた。
この解説者も無難なところの、話しかしていないのではないかと思う。
会社は公器、会社の金は公金という事は言えるから、ある面で正しいが、
海外にはもっと問題がある企業は沢山ある。
イタリアの首相をしていた奴も大きな企業の経営者であり、彼のの品のなさは、
大王製紙の御曹司のそれどころではない。
確かにカジノで使ったという事は、余りスマートではないし、持株で全額弁償する羽目に
なる事も確かだろう。それで良いのではないだろうか。
私はむしろ、欧米の銀行の経営者の様に、金を集めるだけ集めて、金庫の肥やしに
している連中が問題だろうと思う。
何兆円と言われる金を集めるだけ集め、まだ集め足りない。
金は公のものだ、だからこそ社会に返して再投資しなければ死んでしまう。
史上最高の失業率と金融危機に見舞われている時に、金を金庫の肥やしにする輩より、
流し方に問題はあるが、社会に還元させるボンボンのほうが人間らしくていい。
京都の祇園や江戸の花街は、金持ちはそれなりの遊びをして、金を社会に戻す装置
だったろう。今は粋に遊べる通人もいないだろうが。
テレビの解説者が、これではオリンパスも含めて海外で日本の経営の信用を失うとか
したり顔で説明しているが、何か白々しいと思い聞いていた。
この解説者も無難なところの、話しかしていないのではないかと思う。
会社は公器、会社の金は公金という事は言えるから、ある面で正しいが、
海外にはもっと問題がある企業は沢山ある。
イタリアの首相をしていた奴も大きな企業の経営者であり、彼のの品のなさは、
大王製紙の御曹司のそれどころではない。
確かにカジノで使ったという事は、余りスマートではないし、持株で全額弁償する羽目に
なる事も確かだろう。それで良いのではないだろうか。
私はむしろ、欧米の銀行の経営者の様に、金を集めるだけ集めて、金庫の肥やしに
している連中が問題だろうと思う。
何兆円と言われる金を集めるだけ集め、まだ集め足りない。
金は公のものだ、だからこそ社会に返して再投資しなければ死んでしまう。
史上最高の失業率と金融危機に見舞われている時に、金を金庫の肥やしにする輩より、
流し方に問題はあるが、社会に還元させるボンボンのほうが人間らしくていい。
京都の祇園や江戸の花街は、金持ちはそれなりの遊びをして、金を社会に戻す装置
だったろう。今は粋に遊べる通人もいないだろうが。
2011年11月21日
2011年11月20日
2011年11月19日
競争エリート時代の終焉
巨人軍の清武代表とナベツネの泥仕合も清武代表の首が飛び終わった様だ。
何か最初から解りづらい話だった。たかだか御家騒動を文部省で記者会見をしてコンプライスが
どうのって、プロ野球全体がどうのって、何を言っているのか良く解らなかったのだが、
戦国時代に置き換えてみたら良く解る気がする。
ナベツネ(信長)の忠犬として滅私奉公していた清武(明智)が、
褒美として巨人軍GMという国を貰った。
清武は天にも昇る気持ちで、その国(巨人軍)を良くしようとした。
しかし、彼の情熱は空回りして、ちっとも国が良くならない。
それをナベツネ(信長)が見逃すハズもない。間違いなく取り上げられる。
折角手に入れたこの国を離したくない清武(明智)は起死回生の一手を打った。
世論に訴えて味方を増やし、せめて首が切れぬようにしようと、
しかし、3日天下よろしく、あえなく撃沈。
なんか、そんな感じのドタバタ劇を見る様だ。
清武は気の毒だが、彼も競争社会で生き延びる為に、多くの同僚部下を
押しのけて来たのだろう。
ナベツネもそうしたエリートなのだ。
もう少しで、ナベツネの後釜をと、思っている矢先にハシゴが外れた。
彼は無念なので、ナベツネと心中のつもりだろうが、傍で見ていると、どっちもどっち、
個人的には、人生の終焉近く85才にもなって飼い犬にてを噛まれたナベツネさん。
年寄りのケガは長引くのでお大事に。という事か。
何か最初から解りづらい話だった。たかだか御家騒動を文部省で記者会見をしてコンプライスが
どうのって、プロ野球全体がどうのって、何を言っているのか良く解らなかったのだが、
戦国時代に置き換えてみたら良く解る気がする。
ナベツネ(信長)の忠犬として滅私奉公していた清武(明智)が、
褒美として巨人軍GMという国を貰った。
清武は天にも昇る気持ちで、その国(巨人軍)を良くしようとした。
しかし、彼の情熱は空回りして、ちっとも国が良くならない。
それをナベツネ(信長)が見逃すハズもない。間違いなく取り上げられる。
折角手に入れたこの国を離したくない清武(明智)は起死回生の一手を打った。
世論に訴えて味方を増やし、せめて首が切れぬようにしようと、
しかし、3日天下よろしく、あえなく撃沈。
なんか、そんな感じのドタバタ劇を見る様だ。
清武は気の毒だが、彼も競争社会で生き延びる為に、多くの同僚部下を
押しのけて来たのだろう。
ナベツネもそうしたエリートなのだ。
もう少しで、ナベツネの後釜をと、思っている矢先にハシゴが外れた。
彼は無念なので、ナベツネと心中のつもりだろうが、傍で見ていると、どっちもどっち、
個人的には、人生の終焉近く85才にもなって飼い犬にてを噛まれたナベツネさん。
年寄りのケガは長引くのでお大事に。という事か。
2011年11月18日
中国への中小企業進出
最近中国に進出した中小企業の経営者の話を聞く機会があった。
思った以上に惨憺たる状況の様だ。
国内の円高が進み仕事を求めてて中国に行くのだが、そこにあるのは汚職や脅しで
とても仕事どころではない様だ。
国内にあっては大企業が、値下げ要求を突きつけてくるし、それすら奪い合いの仕事になっている。
だから中小企業といえど八方塞がりの様相を呈している。
だから次は東南アジアという話だろうが、果たしてそれで生き抜けるだろうか、
多分一部は生き残れるだろうが、殆んどは無理ではないか。
私が思うのは、中小企業独自のマーケットを国内に広げるべきと思っている。
中小企業には大企業と違うマーケットがある。
私が訪問した優良な中小企業は、大企業が参入してこないマーケットで仕事をしている。
中小企業は「隙間のマーケット」「戦わない戦略」を推進すべきだと思う。
もう待ったナシだ。これらのための勉強会を早急に立ち上げないと、中国で殺される
中小企業の数がどんどん増えそうだ。
思った以上に惨憺たる状況の様だ。
国内の円高が進み仕事を求めてて中国に行くのだが、そこにあるのは汚職や脅しで
とても仕事どころではない様だ。
国内にあっては大企業が、値下げ要求を突きつけてくるし、それすら奪い合いの仕事になっている。
だから中小企業といえど八方塞がりの様相を呈している。
だから次は東南アジアという話だろうが、果たしてそれで生き抜けるだろうか、
多分一部は生き残れるだろうが、殆んどは無理ではないか。
私が思うのは、中小企業独自のマーケットを国内に広げるべきと思っている。
中小企業には大企業と違うマーケットがある。
私が訪問した優良な中小企業は、大企業が参入してこないマーケットで仕事をしている。
中小企業は「隙間のマーケット」「戦わない戦略」を推進すべきだと思う。
もう待ったナシだ。これらのための勉強会を早急に立ち上げないと、中国で殺される
中小企業の数がどんどん増えそうだ。
2011年11月17日
MBAの経営は会社を潰す
MBAの勉強を大学院でして来て思う事は、私が、もし20才台の若い時期にこれを勉強したら、
とんでもない勘違いをしたのではないかと思う。
経営を財務上から切り刻んで、マネージメントを完璧にする。
数字は正直だ。数字どおりにすれば結果は出る。
確かにその通りなので、数字を扱うゲームが好きな人間からすれば、ザクザク金が生まれて来る。
しかし、そこにはそこで働く人や、その家族の人生や幸せは考慮されない。
その会社が提供する製品やサービスが世の中に貢献する意義が考慮されない。
数字的に強い者が勝つ、という事だ。
しかし、それでのし上がった欧米の大企業を見てみれば解る。今は完全に斜陽だ。
つまり、社会としての存在意義が無いから社会から消えていく。
日本には1400年続く企業があるが、それは社会が必要とする企業であるからで、
沢山利益を生む企業だからでは無い。
そういう意味では、日本には素晴らしい中小企業が多い。
精神疾病を持つ人を知りながら雇入れて、ちゃんとした給与を払い利益を出す企業。
経営というものの本質を見せられた思いだ。
人を幸せに出来る経営は強い。そして潰れない。社会が潰さない。
とんでもない勘違いをしたのではないかと思う。
経営を財務上から切り刻んで、マネージメントを完璧にする。
数字は正直だ。数字どおりにすれば結果は出る。
確かにその通りなので、数字を扱うゲームが好きな人間からすれば、ザクザク金が生まれて来る。
しかし、そこにはそこで働く人や、その家族の人生や幸せは考慮されない。
その会社が提供する製品やサービスが世の中に貢献する意義が考慮されない。
数字的に強い者が勝つ、という事だ。
しかし、それでのし上がった欧米の大企業を見てみれば解る。今は完全に斜陽だ。
つまり、社会としての存在意義が無いから社会から消えていく。
日本には1400年続く企業があるが、それは社会が必要とする企業であるからで、
沢山利益を生む企業だからでは無い。
そういう意味では、日本には素晴らしい中小企業が多い。
精神疾病を持つ人を知りながら雇入れて、ちゃんとした給与を払い利益を出す企業。
経営というものの本質を見せられた思いだ。
人を幸せに出来る経営は強い。そして潰れない。社会が潰さない。
2011年11月16日
2011年11月15日
職場のメンタルヘルス
IT業界では昔から欝病患者が多いと言う事で知られて来たのだが、
昨日はIT業界でありながら、そのような病歴のある人達を雇用して仕事をしている
経営者の話を聞いた。
医者との連携、家族との情報交換、官公庁との関わりなど、非常に積極的に前向きに
対応している事は素晴らしい会社であり、経営者だと感心した。
しかし、話を聴きながら思ったのは、そのメンタル上の問題を抱えて人間の多さである。
その会社では、欝病以外にも適応障害や引きこもりまで入れると30%になったと言う。
さもありなんと思う。ここ10年位で採用に関わっていて、大企業はともかくとしても、
中小企業を希望してくる中途採用の高学歴者は、ほぼ間違いない位この問題を抱えていた。
家庭や教育の問題もあるのだろうが、競争社会の歪でこのような問題が出ているのだろう。
今までは、たまたま自分の身の回りにそのような人材が多かったのかと思ったのだが、
今回の話を聞いて、実際に社会的問題である事を痛感した。
IT業界に限らず、このようなメンタル上の問題を抱えて人材も有効な戦力にしていく
そんな事に正面から向き合わなければ仕事にならない時代になったという事だろう。
経営者の課題は増えて行く事はあっても減ることはないもんだ。
昨日はIT業界でありながら、そのような病歴のある人達を雇用して仕事をしている
経営者の話を聞いた。
医者との連携、家族との情報交換、官公庁との関わりなど、非常に積極的に前向きに
対応している事は素晴らしい会社であり、経営者だと感心した。
しかし、話を聴きながら思ったのは、そのメンタル上の問題を抱えて人間の多さである。
その会社では、欝病以外にも適応障害や引きこもりまで入れると30%になったと言う。
さもありなんと思う。ここ10年位で採用に関わっていて、大企業はともかくとしても、
中小企業を希望してくる中途採用の高学歴者は、ほぼ間違いない位この問題を抱えていた。
家庭や教育の問題もあるのだろうが、競争社会の歪でこのような問題が出ているのだろう。
今までは、たまたま自分の身の回りにそのような人材が多かったのかと思ったのだが、
今回の話を聞いて、実際に社会的問題である事を痛感した。
IT業界に限らず、このようなメンタル上の問題を抱えて人材も有効な戦力にしていく
そんな事に正面から向き合わなければ仕事にならない時代になったという事だろう。
経営者の課題は増えて行く事はあっても減ることはないもんだ。
2011年11月14日
お国がら
昨日はバレーボールのブラジル戦を見ていたのだが、世界チャンピオンに
ストレート勝ちだった。
日本も強くなったと思いながら、どこかデジャブを見ている気がした。
それは、昭和39年東京オリンピックで東洋の魔女と言われた女子バレーが金メダルを
取ったシーンだ。(年がバレるかも・・・)
彼女らは、大きいい外国人選手の強烈なスパイクを拾って、拾って、
ついには相手からミスが出てきて、金メダルを取ってしまった。
回転レシーブという言葉は、確かその時出来た気がする。
東京オリンピック以後の女子バレーは華やかにカッコイイ選手が出てきたが、
ジリ貧で、だんだん世界のトップから落ちてしまった。
どうもそれは、いつの間にか欧米人がやるバレーに近づきていってしまった結果では
ないかと思う。
骨格や特徴が違う日本は海外と戦う場合は、身の丈に合ったというか、本質に合った
作戦があるのではなかろうか。
今大会での中国戦や韓国戦を見ていてそう思った。
中国も韓国も大エースと言われつ人間がいる。
そのスパイクは相手を消し飛ばしそうな威力だ。中国戦では負けたけれど、韓国戦では
上手く封じた。今回のブラジルもそうだ。
高い打点から凄いスパイクが来る。しかし、それを封じて勝っている。
そこになにやら日本流がある気がする。日本の産業界も同じだと思う。
欧米流を継承する韓国、中国と競争するには力攻めではなく、
小回りを利かした日本流があるのだと思う。
それを無視してカッコ良く欧米人の様に勝とうとした事に間違いが起きる気がする。
胴長短足には胴長短足の生き方がある。
蛇足だけど、統計では、今の韓国人は日本人より背が高く、足が長いのだと。
だからKーPOPと韓流ブームなのかね。
ストレート勝ちだった。
日本も強くなったと思いながら、どこかデジャブを見ている気がした。
それは、昭和39年東京オリンピックで東洋の魔女と言われた女子バレーが金メダルを
取ったシーンだ。(年がバレるかも・・・)
彼女らは、大きいい外国人選手の強烈なスパイクを拾って、拾って、
ついには相手からミスが出てきて、金メダルを取ってしまった。
回転レシーブという言葉は、確かその時出来た気がする。
東京オリンピック以後の女子バレーは華やかにカッコイイ選手が出てきたが、
ジリ貧で、だんだん世界のトップから落ちてしまった。
どうもそれは、いつの間にか欧米人がやるバレーに近づきていってしまった結果では
ないかと思う。
骨格や特徴が違う日本は海外と戦う場合は、身の丈に合ったというか、本質に合った
作戦があるのではなかろうか。
今大会での中国戦や韓国戦を見ていてそう思った。
中国も韓国も大エースと言われつ人間がいる。
そのスパイクは相手を消し飛ばしそうな威力だ。中国戦では負けたけれど、韓国戦では
上手く封じた。今回のブラジルもそうだ。
高い打点から凄いスパイクが来る。しかし、それを封じて勝っている。
そこになにやら日本流がある気がする。日本の産業界も同じだと思う。
欧米流を継承する韓国、中国と競争するには力攻めではなく、
小回りを利かした日本流があるのだと思う。
それを無視してカッコ良く欧米人の様に勝とうとした事に間違いが起きる気がする。
胴長短足には胴長短足の生き方がある。
蛇足だけど、統計では、今の韓国人は日本人より背が高く、足が長いのだと。
だからKーPOPと韓流ブームなのかね。
2011年11月12日
寄生虫
休日なので読書をしていたのだが、本当に胸が悪くなる内容だった。
それは書いた人の問題では無く、本の中に出てくる官僚と、そのご機嫌をとる
国会議員達だ。その本は、
高橋洋一が書いた「財務省が隠す650兆円の国民資産」講談社だ。
その前に読んだ本、
古賀茂明が書いた「日本中枢の崩壊」講談社の官僚や国会議員達も酷かった。
両方の本には実名が、あげられている。
あえて彼らからの訴訟にならないのは真実だからだろう。
将来を背負う若者は、これらの本を一度は読むべきだろう。
この国を食いつくそうとしている寄生虫の生態が判る。
トーダイ、ホウガクブ卒という名の寄生虫達の・・・
かれらは、震災に被災者すら食い物にしている。
売国奴というのは、こういう生態なのだ。
それは書いた人の問題では無く、本の中に出てくる官僚と、そのご機嫌をとる
国会議員達だ。その本は、
高橋洋一が書いた「財務省が隠す650兆円の国民資産」講談社だ。
その前に読んだ本、
古賀茂明が書いた「日本中枢の崩壊」講談社の官僚や国会議員達も酷かった。
両方の本には実名が、あげられている。
あえて彼らからの訴訟にならないのは真実だからだろう。
将来を背負う若者は、これらの本を一度は読むべきだろう。
この国を食いつくそうとしている寄生虫の生態が判る。
トーダイ、ホウガクブ卒という名の寄生虫達の・・・
かれらは、震災に被災者すら食い物にしている。
売国奴というのは、こういう生態なのだ。
2011年11月11日
殿ご乱心
今日の株式市場では、大王製紙とオリンパスが上場廃止の可能性があるという。
確かに経営陣は問題が多いし、投資している株主からすれば、とんでもない奴だ。
しかし、これが上場企業では無くて個人の企業であるのなら、法律を破ったり、脱税をしない限りには、
単なる「殿ご乱心」だ。
すると従業員が、「やっぱり内のオヤジは馬鹿だなぁ」と言って笑うか辞めるか、なのだ。
いい技術を持った中小企業として、やっていれば良かった企業が生半可に大企業ぶったのが、
間違いの元、真面目にモノづくりを行なっていれば、良かったのにと思う。
両企業とも技術は申し分ないのだ。
こういう大企業は、まだまだ日本には多いのではないだろうか、モノづくり企業が金融で儲けようと
思う事が無意味では無いだろうか、まだバブルに懲りてないのか。
あのアメリカですら、今年に入って中国から撤退している。
中国の人件費の高騰だとか、自国で生産する事のほうがメリットがあるというのだ。
日本企業はどうも世界から一週遅れのメンタリティの様な気がするが。
確かに経営陣は問題が多いし、投資している株主からすれば、とんでもない奴だ。
しかし、これが上場企業では無くて個人の企業であるのなら、法律を破ったり、脱税をしない限りには、
単なる「殿ご乱心」だ。
すると従業員が、「やっぱり内のオヤジは馬鹿だなぁ」と言って笑うか辞めるか、なのだ。
いい技術を持った中小企業として、やっていれば良かった企業が生半可に大企業ぶったのが、
間違いの元、真面目にモノづくりを行なっていれば、良かったのにと思う。
両企業とも技術は申し分ないのだ。
こういう大企業は、まだまだ日本には多いのではないだろうか、モノづくり企業が金融で儲けようと
思う事が無意味では無いだろうか、まだバブルに懲りてないのか。
あのアメリカですら、今年に入って中国から撤退している。
中国の人件費の高騰だとか、自国で生産する事のほうがメリットがあるというのだ。
日本企業はどうも世界から一週遅れのメンタリティの様な気がするが。
2011年11月10日
悲しい予想
TPP騒動の顛末を想像してみた。
今日にも野田首相はTPPに参加を表明し、農水省、厚生労働省に協力を求める。
農水省としては、文句を言いながら条件闘争として、多額の税金を農家支援として要求する。
厚生労働省も、どさくさにまぎれて同じ事をする。
それを4次の予算で可決して、これで民主党の農水族、自民党の農水族議員は票を確保したと
ホッと胸をなでおろす。
農水省の行った税金は、農水官僚の天下り先に投入され、農協に流れ込む。
自立して農協を通さず農業をやっている真面目な農家には、びた一文流れず。
兼業農家という本気で農業をやっていない所におすそわけされる。
結果、大震災の被災者は捨て置かれ、一般の国民に増税した税金は農協の救済に回される。
などと、妄想してしまった。まさか、こんな予想は、当たらないよねぇ。
今日にも野田首相はTPPに参加を表明し、農水省、厚生労働省に協力を求める。
農水省としては、文句を言いながら条件闘争として、多額の税金を農家支援として要求する。
厚生労働省も、どさくさにまぎれて同じ事をする。
それを4次の予算で可決して、これで民主党の農水族、自民党の農水族議員は票を確保したと
ホッと胸をなでおろす。
農水省の行った税金は、農水官僚の天下り先に投入され、農協に流れ込む。
自立して農協を通さず農業をやっている真面目な農家には、びた一文流れず。
兼業農家という本気で農業をやっていない所におすそわけされる。
結果、大震災の被災者は捨て置かれ、一般の国民に増税した税金は農協の救済に回される。
などと、妄想してしまった。まさか、こんな予想は、当たらないよねぇ。
2011年11月10日
宴の後
オリンパスが1,000億を超す損失を隠し、粉飾をしていたという。
20年に渡り歴代経営者が、それを隠し操作してきた。
何も知らない外国人の経営者が、それを発見して明るみに出た。
バブルの後遺症は深く長い。あの山一証券が吹っ飛んだのも20年前だった。
その後、都銀にしても潰れはしないまでも合併を繰り返し、税金まで投入して4行になった。
その間を操作し続けたオリンパスの経営陣の忍耐強さに恐れ入るが、
伸び続けられた技術を持っていたからにほかならない。
日本の企業の典型と言えるかもしれないが、この技術を維持成長させてきたのは現場の
従業員である。
汗水たらし、何十年という間、工夫を重ねてきた現場の人達の上に成り立って来たのだ。
大王製紙の「おぼっちゃま君」の問題もそうなのだが、
日本の経営者は、現場で働く従業員の顔をちゃんと見ているのだろうか、
松下幸之助然り、本田宗一郎然り、ちゃんとした経営者は常に現場に行き、働く人と話をしている。
それが基本だ。上に立つ人は現場の働く人に食べさせて貰っているのだ。
働いている人の世話になっているのだ。
その感謝の気持ちを忘れて、自分は特別な存在などと勘違いすると、
そのしっぺ返しは、惨めなものになる。
生まれながらの社長が、生活保護を貰うようになったら、普通の人間より辛いだろう。
松下幸之助が、部下の管理職が上に行くほど厳しい指導をしたのは、
その事は心底わかっていたからだ。
彼が病院で亡くなる時の最後の言葉は、痰をとってくれた看護婦さんに「有難う。」
だった。
20年に渡り歴代経営者が、それを隠し操作してきた。
何も知らない外国人の経営者が、それを発見して明るみに出た。
バブルの後遺症は深く長い。あの山一証券が吹っ飛んだのも20年前だった。
その後、都銀にしても潰れはしないまでも合併を繰り返し、税金まで投入して4行になった。
その間を操作し続けたオリンパスの経営陣の忍耐強さに恐れ入るが、
伸び続けられた技術を持っていたからにほかならない。
日本の企業の典型と言えるかもしれないが、この技術を維持成長させてきたのは現場の
従業員である。
汗水たらし、何十年という間、工夫を重ねてきた現場の人達の上に成り立って来たのだ。
大王製紙の「おぼっちゃま君」の問題もそうなのだが、
日本の経営者は、現場で働く従業員の顔をちゃんと見ているのだろうか、
松下幸之助然り、本田宗一郎然り、ちゃんとした経営者は常に現場に行き、働く人と話をしている。
それが基本だ。上に立つ人は現場の働く人に食べさせて貰っているのだ。
働いている人の世話になっているのだ。
その感謝の気持ちを忘れて、自分は特別な存在などと勘違いすると、
そのしっぺ返しは、惨めなものになる。
生まれながらの社長が、生活保護を貰うようになったら、普通の人間より辛いだろう。
松下幸之助が、部下の管理職が上に行くほど厳しい指導をしたのは、
その事は心底わかっていたからだ。
彼が病院で亡くなる時の最後の言葉は、痰をとってくれた看護婦さんに「有難う。」
だった。