2011年11月02日

トイレットペーパーは中国製に限る?

大王製紙(エリエール)の会長が100億円以上の使途不明金を個人であげた問題が
騒がれているが、静岡県富士市では日本製紙(旧、大昭和製紙)の工場撤退で一千人以上の
リストラがあり、地元に深刻な問題となっている。
双方、トイレットペーパーやティッシュの主力メーカーだが、多分に経営幹部の問題で、企業が危機的
状況となっている。
一般の社員の質は問題ないのだが、幹部社員が問題なのは日本企業に良くある話なのだが、
富士市などでは失業者の問題は深刻らしい。
そこにどうやら中国の企業からオファーがあり、良質のトイレットペーパーを造れる技術者を中国に
連れていっているという。完全に技術流出である。
他の業界でも起きてきた事なのだが、遂に製紙業界が、その波に飲み込まれたという事だろう。
日本の製造業の衰退は、その幹部社員に問題があると言われてきたが、これは明確な例だろう。
日産自動車も優秀な現場技術が世界に流出した例ではあるまいか。
オリンパスなどもそうななのかも知れない。
世界最高品質の日本のトイレットペーパーも何年かすると、新幹線技術の様に
中国が世界に冠する独自技術と言い、それを知らない日本の若者達が言わなければいいが、
「やっぱりトイレットペーパーは中国製に限るよなぁ、肌触りが違う。」・・・  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:00Comments(0)中小企業