2011年11月22日

ボンボンは社会を救うか

ちまたでは、大王製紙のボンボン経営者が100億使った事を大騒ぎしている。
テレビの解説者が、これではオリンパスも含めて海外で日本の経営の信用を失うとか
したり顔で説明しているが、何か白々しいと思い聞いていた。
この解説者も無難なところの、話しかしていないのではないかと思う。
会社は公器、会社の金は公金という事は言えるから、ある面で正しいが、
海外にはもっと問題がある企業は沢山ある。
イタリアの首相をしていた奴も大きな企業の経営者であり、彼のの品のなさは、
大王製紙の御曹司のそれどころではない。
確かにカジノで使ったという事は、余りスマートではないし、持株で全額弁償する羽目に
なる事も確かだろう。それで良いのではないだろうか。
私はむしろ、欧米の銀行の経営者の様に、金を集めるだけ集めて、金庫の肥やしに
している連中が問題だろうと思う。
何兆円と言われる金を集めるだけ集め、まだ集め足りない。
金は公のものだ、だからこそ社会に返して再投資しなければ死んでしまう。
史上最高の失業率と金融危機に見舞われている時に、金を金庫の肥やしにする輩より、
流し方に問題はあるが、社会に還元させるボンボンのほうが人間らしくていい。
京都の祇園や江戸の花街は、金持ちはそれなりの遊びをして、金を社会に戻す装置
だったろう。今は粋に遊べる通人もいないだろうが。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:20Comments(0)日記