2012年08月09日

社会の変革期

オリンピックではチームでの活躍が日本チームには目立っている。
それがレスリングの様な個人の能力を争う試合でも、その選手を取り巻く多くの人々の協力と応援
それが押し上げる力となっている。
それらを見ながら現在の経済・経営の事に思いを巡らせるのだが、
今弱っている企業と活力がある企業との違いには、このチーム力があるように感じる。
今弱っているいる企業は、かってカリスマ経営者が居て、その突破力で突き進んできた企業で、
その企業風土を持ちながら、海外の豪腕経営者とぶつかっている感じがする。
このケースは非常に分が悪い。いくらカリスマ経営者の後を継いだ人間でも組織掌握力が甘い。
じゃあ合議制などと言っている間に後手を踏む。
まったく情けない戦い方だ。
しかし、チーム力がしっかりした企業は、経営者が後手を踏みそうな時、チームの仲間が自分の
判断で手を打っている。そこには小田原評定はない。
どの様な結果であってもリーダーが責任を負う。
やはり、日本のチームの良い面は、このチームでのリーダーシップだ。
豪腕の力づくのリーダーではない。それは後の世界にそう見えただけだ。
何故か今の経済界には、そこらの事が解っているのは
大物では稲森さんぐらいしか居なくなった。(だから日航が再生されたのだ。)
それを継ぐリーダーはむしろ中小企業のリーダーに多い。
大企業はこの病気が治らないと欧米やアジア資本と勝負にならない。
もう官僚経営者の時代ではない。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:30│Comments(0)経済
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