2024年02月25日

重たい月

この2月は重たい月となった。
知り合いの方のお通夜に駆け付けたのが3件、そして法事とそれに類似したもの
(相手の方がキリスト教徒なので、思い出の会)2件。
そんなやこんなで月末に近づいてきた。
今月は否応なしに残りの人生で何をするのか、人生の終末まで
どう生きるかという問いを思い続ける事となった。
その前提として、まず70年を総括した時、自分の運の良さに愕然とする。
勿論、良い友人が居る、良い親族も居る。
しかし、多くの良い先生に恵まれてきた。
社会的に成功者とされてもいるが、それより人格者と言うべき先生方だった。
その先生方に仕える幸せというもの十分享受してきた。
学問を人生をそして人としての在り方を、後ろ姿で教えてくれた。
やはり言葉ではない、その広い後ろ姿は、歩んできた人生の重みをあらわしている。
そして旅立って行かれた。
残念、無念である反面、リーダーとして立派に十分生きた人生として、見事でしたと思った。
良いリーダーだったからこそ苦しみも多かったはずだ。
彼の部下たちは、彼に心酔して率先して厳しい職場に赴いた。
そして使命の為に命を落とした。
泣くに泣かれぬ苦しさをその大きな背中に刻んでいた。
先生は天国でその部下を褒めているだろう。
自分の事より周りの事、だから何も苦しみを見せず逝ってしまった。
こんなの多くのものを頂いて、これから自分が、どれだけ恩返しができるだろうか
自信など無いけれど。
次の世代の人達が、より平和で豊かに過ごせる様にと、祈り続ける事だろう。
惟神霊幸倍坐世(かんながらたまちはえませ)
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:36Comments(0)日記