2013年02月25日

ローン地獄

ローン地獄というのは、身の程知らずの買い物をした人間が、
支払いの際、無理があり泣きを入れて自己破産をする事なのだと思ったら、
今の大卒の若者のかなりの人間がローン地獄予備軍だという。
毎年若者を見ている身としては、不思議だと思ったが、内容を知って納得した。
今の時代は高卒だと仕事を見つけるのが難しい。
だから大学に進学するのだが、親はリストラや、そうでなくても減給で、住宅ローンも滞る時代だ。
子供たちは考えて、奨学金を借りる。
かなり優秀な学生は、無償の奨学金を受けたりできるが、大多数の若者は、
有利子の奨学金を借りている。
その結果、4年間に400万とか600万とかの借金が残る。
年率3%ぐらいなので、支払いが10年20年となると結構な額になる。
ちょうど高級乗用車を高金利のローンで買った状況だ。
運よく就職できても、10年以上は、まともな貯蓄で出来ない。
もし就職出来なかったら、借金は金利分上乗せで猶予してもらうが、
その審査に落ちたり、手続きを忘れると、就職活動中でも、サラ金に返済できない人と同じで、
ブラックリストに載ってしまってローンも組めなければ、カードも作れない。
いきなり破産者同然となる。
彼らを救わなければ、この国の未来はない。
借金を棒引きしろとは言わないが、金利分を国が肩代わりしたり、一部助成金を出しても
良いだろう。いずれ税金を払ってくれるのだ。
子ども手当も重要だが、若者をローン地獄に落とす仕組みを直さねば、
この国は豊かにはなれない。
米100俵の精神こそ今必要だと思うのだが。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 13:36│Comments(0)日記
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