2013年05月06日

国民栄誉賞

昨日、長嶋茂雄と松井秀喜の国民栄誉賞のセレモニーをテレビで釘づけになってしまった。
そして今更ながらこの二人の国民栄誉賞というのは、日本人そのものなんだろうと思ってしまった。
まず長嶋である。彼こそミスタープロ野球である。
ミスターベースボールなどではない。野球人という日本に根付いた野球文化を体現した人間なのだ。
明治にベースボールが日本に入って来た時、その中に欧米人の文化を見て、
日本の武士道や哲学、倫理観をそれらに入れて、野球というものにしたのだ。
それを体現した人間こそ長嶋茂雄そのものだ。
野球が上手いから、記録を残したから素晴らしいのではなく、野球道を武士道にダブらせ
その道を真摯に追及する武人としての野球人、それが長嶋茂雄だ。
今の日本人が決しては忘れてはならないのは、その魂なのだ。
だから彼は語ったのだ。「我が巨人軍(日本人)は永遠に不滅です。」と、
彼の構えは武人のそれであり、彼のジェントルな所作も武士のそれである。
そして松井秀喜は、その弟子でありアメリカでサムライとは、強いが優しいものであり、
言い訳やごまかしは一切ないものである。
そして常に公(チーム、球界全体)を考え、行動するものである、と。
その様な影響を子供たち、明日の大人たちに伝える事こそ、彼らが行ったものだ。
これが国民栄誉賞の対象であるのは当然だ。
安倍さんの打ったホームラン。見事に真芯を振りぬいた当たりだ。
久々に見た楽しい野球中継になった。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:07│Comments(0)日記
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