2013年07月19日

指示待ち族

企業の成長は、一人一人の社員の成長だと思っているのだが、
中小企業などで、中途採用で人を取ると、一番困るのが「指示待ち族」だ。
多くの中小企業はマニュアルで動く様な企業ではなく、自分で判断して
仕事をこなして行く風土になっている。
その様な所に「指示待ち族」が入ってくると、社長も含め一生懸命に教えるのだが、
中年の指示待ち族は、かえって反発をして風土になじもうとしない。
そういう人を一人でも多くちゃんとした戦力にしていく事こそが、これからの企業
特に中小企業のテーマとなると思う。
職人文化、商人文化を残す日本の中小企業と、
多くはアメリカナイズされた経営論で人を使っている一部大企業との文化のギャップが
その問題なのだが、この問題は根が深い。
お気楽な経済アナリストや経営コンサルタントが、日本の経営者の質が落ちたといい、
ハーバードビジネススクールに現在日本人が少ない事を理由にあげて島国根性というが、
ハーバードビジネススクールの優等生が経営して、今日のデトロイト市の倒産だ。
日本には規模を求めず次世代に仕事を継がせようとする風土があり、
それこそが世界に誇れる経営だと思う。
そこには指示待ち族の住む場所はない。
仕事は、任され自分で工夫するからこそ楽しい。
命令のみでする仕事は、奴隷の仕事だ。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:38│Comments(0)日記
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