2013年09月10日

株主資本主義

現在は、株主資本主義がはびこって、まともな経営が出来ないと思っていたが、
やはりアメリカから、それに対抗する動きが出てきた。
デルがMBOを行い、上場を止めるようだ。今日の日経の小さな記事だが、
日経は重要な事ほど小さな記事にするので、大事な内容だ。
1990年アメリカの経営者協会が、「会社は株主のもの」という発表をしてから
世界の会社経営がおかしくなった。
それまで会社は、株主、経営者、従業員、地域社会、下請け企業、お客様のすべてのもの
いわば公共物だった。
ところが株主の私物になってしまった。
彼らは、自分の金儲けのみに邁進した。日本ではホリエモンやモノ言う株主などという
村上などの人間が出てきてしまった。
彼らは時代に作られた虚業家であり、汗水たらす実業家ではない。
そして世界中をリーマンショックでかき回した虚業家から身を守るすべは、
株式を上場しない事につきる。
デルの経営者は自社を守るためにMBOを行ったのだろう。
これは健全な反応だと思う。
株主利益しか考えない企業は、縮小均衡し、遂にはカスカスのボロかすの様になり
無くなってしまう。それは金目のものがあれば、すべて金に換えて株主が取り上げるからだ。
従業員や下請け企業には残酷な仕打ちになる。
これから日本もデルの様な企業が増えるだろう。
でないと韓国企業の様に株主のためだけに働く企業になってしまう。
韓国企業の株主は、株主資本主義の権化のアメリカ人。
そのうちボロクズになった韓国企業と従業員が・・・・
日本はそうなっては、いけない。しかし、狙われている事は事実だ。
クワバラ、クワバラ



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:42│Comments(0)経済
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