2014年04月25日

トリクルダウンは死んだ

グローバル経営を行っている企業が言い続けるのは、
大資本が、その力にものを言わせて、中小の企業を押しつぶし、
利益を独占しても集まった利益は、
自然とその周囲に撒かれるので、最後には貧しい者も富むと言っている。
これは、トリクルダウンの事を言っている。
だから企業間競争に勝つために人件費を安く抑え、
まず勝つことに集中するのだとしている。
ところが多くの企業、特に欧米系企業は、その利益を周囲にばらまかず独占し、
少数の特権階級を作っている。
それをアメリカンドリームなどとしている。
日本もそれに追随し、それらの企業からおこぼれ貰おうとしている経営者
経済学者がゴロゴロいる。
かつてトリクルダウンは、確かになされていた。
それは、この日本において特に戦後、松下幸之助、本田宗一郎、井深大など、
そうそうとした経営者が会社は公器として、利益を社員に、
そして高額の税金として国にに、また地域社会に還元して、
利益の再分配をおこなった。
結果、日本では一億総中流になったのだ。
今のの世界を見て、そのように気高い経営を行なっている経営者は、
トヨタと日本の中小企業の一部経営者しか見受けられない。
ゴーンは、上手く誤魔化したが墓穴を掘った。
問題は産業競争力会議の面々だ。
本当に企業を公器と思っているのか、
己の利益のみを追いかけている様にしか見えないが。
なぁ竹中くん。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:56│Comments(0)経済
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