2014年08月25日

情けない

昔、子供の頃テレビの時代劇の影響で、「武士の情けじゃ」と言っていた。
大して意味は解って居なかったが、かっこいいので使っていたのだろう。
小学校の下級生の頃だ。
あれから半世紀、最近、この武士の情けが無い。つまり情けない気分になる。
実際の見かけて事件では、若い青年が仕事が十分にできなかった。
勿論遅刻や欠勤があった訳ではなかったが、
その仕事はかれの力量からすればオーバースキルだった。
彼は苦しみ心療内科に行き、退職していった。
周りの人間は彼のスキル不足を言い募った。
しかし、どうなんだろうか、誰か一人親身になって彼に寄り添えば、
上のものが連れ出して話を聞いていれば、どうだろうか。
多分それだけで状況は変わっていた。
大きなプロジェクトなので色々な会社から多くの人が集まっている。
外国人も珍しくない。
その中での出来事だ、でも思う、我々が現役の頃にも、そんな奴はいた。
しかし、「しょうがねぇなぁ」といいながら誰かが面倒をみて、
そして、次は我が身という事で、面倒をみてもらったり、お互い様だった。
それが、今ではダメ人間のレッテルを貼ってしまう。
どうも戦争体験者が経営の一線からはずれ、
全共闘・団塊の世代が経営し始めてから武士の情けを感じる経営者がいない。
日本はそんな国ではなかった。助け合う事は当たり前だった。
いつから、能力主義、結果主義になったのだ。
「子ど も叱るな わが来 た道ぞ、年寄笑うな わが行 く道ぞ」
そんな伝統はどこぞ。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 19:40│Comments(0)日記
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