2014年10月08日
ノーベル賞に思う
昨日は嬉しいニュースがあった。
赤崎・天野・中村先生の青色ダイオードでのノーベル賞の授賞だ。
個人的には赤崎先生の映像を見て、彼のファンになった。
学者らしいボクトツとした雰囲気が大事を成し遂げる人物としての
人格を匂わせる。
その略歴を聞いてみると、納得出来る気がする。
彼は松下電器で開発者として実績をあげたが、
青色ダイオードは完成しなかった。
50歳を超え、大学で研究者となったのだ。
その一途な思いの強さは九州人のそれなのかと思う。
ただ私は経営側から見ると、当時の松下電器の懐の深さを感じる。
まだ幸之助が生きていて、リストラなどとんでもないという時代だ。
勿論ソニーにも、その雰囲気があった。
今では考えられない時代かも知れない。
しかし、これこそ日本の技術立国を支えた人達なのだ。
経済合理性から言ったら無駄に思える様な事の多数の中から
金の卵が生まれ、とてつもない輝きを放つのだ。
中村先生の居た中小企業での会社との問題は、
どっちもどっちと思うが、あの辺が日本社会のターニングポイント
だったのだと思う。
そういう意味では、今回のノーベル賞は思いが深い。
彼らの受賞は日本人として嬉しいのだが、
日本社会の懐が狭くなっている今、もしかしたら
次の受賞者は出てこないのではないかと思うと気が重くなる。
成果主義からは、絶対生まれない発明だ。
赤崎・天野・中村先生の青色ダイオードでのノーベル賞の授賞だ。
個人的には赤崎先生の映像を見て、彼のファンになった。
学者らしいボクトツとした雰囲気が大事を成し遂げる人物としての
人格を匂わせる。
その略歴を聞いてみると、納得出来る気がする。
彼は松下電器で開発者として実績をあげたが、
青色ダイオードは完成しなかった。
50歳を超え、大学で研究者となったのだ。
その一途な思いの強さは九州人のそれなのかと思う。
ただ私は経営側から見ると、当時の松下電器の懐の深さを感じる。
まだ幸之助が生きていて、リストラなどとんでもないという時代だ。
勿論ソニーにも、その雰囲気があった。
今では考えられない時代かも知れない。
しかし、これこそ日本の技術立国を支えた人達なのだ。
経済合理性から言ったら無駄に思える様な事の多数の中から
金の卵が生まれ、とてつもない輝きを放つのだ。
中村先生の居た中小企業での会社との問題は、
どっちもどっちと思うが、あの辺が日本社会のターニングポイント
だったのだと思う。
そういう意味では、今回のノーベル賞は思いが深い。
彼らの受賞は日本人として嬉しいのだが、
日本社会の懐が狭くなっている今、もしかしたら
次の受賞者は出てこないのではないかと思うと気が重くなる。
成果主義からは、絶対生まれない発明だ。
Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:08│Comments(0)
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