2015年05月15日

シャープとソニー

日本の一時代を極めた電気会社のシャープとソニーが、
目を覆うばかりの姿になった。
どうもこの2社には共通の間違いがある様に思う。
基本的に今のアメリカでの経営は「選択と集中」
これから転げ落ちるサムスンもそうだが、
あのGEのジャックウェルチが提唱した経営手法だ。
アメリカの企業は多角化する事で資源が分散し、全てが落ち目の時、
どこにも救いが無くなっていったのだ。
全く未経験の分野にも投資をして、失敗を繰り返したからだ。
ただ日本企業は違う。
シャープにしてもソニーにしても社員が
広範囲に技術開発や研究をしていて、
その中から、ある日突然新製品が出来るののだ。
つまり多角化経営ではなく、個々の社員が経営に参画する多面型経営なのだ。
2社とも他社が考えもしなかったものを生み出す体質。
つまりは金を生むガチョウを飼っていたのだ。
GEには、それが居なかったので、(ウェルチだけが経営者)選択と集中なのだ。
自社の本当の特徴を理解せず、経営手法のを真似する。
MBAに頼った様な経営者が起こす失敗ではないだろうか。
この2社は、アメリカ型の経営に溺れる事なく、
本来の日本企業に戻らない限り浮上は無理だろう。
企業は株主のものでなく、会社で働く人達のものという基本に。
そして働く人達が「俺の会社」という風土に戻らねば。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:04│Comments(0)日記
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