2015年11月07日

生きる事こそ大事

最近、身の回りに人の死がある。
そんな時は、そろそろ自分の最後についても思うものだ。
私がお世話になった師匠は軍人だったので、
死といのは早いうちから現実に近かった様だが、
私のよう凡夫には、やっと最近身近になって来た。
そう思うと、ただ日々の暮らしに追われ何もしてこなかった感が強い。
今まで何をしてきたのだろう。そんな思いが出てくる。
そしたら仏教の本に、生きる事自体が大事であると書いてあった。
確かになるほどと思う。
若い時には世の中を、わっと驚かすような大きな事に目がいっていたけれど、
歳をとり介護の現場に立ち会うと、若い時に、あれほどの秀英と言われた人でも、
おしめのご厄介になる、そして介護人無くてば生きていけないのだ。
そんな人生を考えると、何の意味があるのかと思う。
しかし、遠く無い将来自分もそうなるのだ。
それこそ三島由紀夫の様に割腹出来れば変わるだろうが、そんな事は出来ない。
しかし、多くの私を含めた凡夫は、「生きる」という仕事を、
神様の許しが出るまで行うものだ。
もし、それが出来ない様なら国に文句を言おう。国は、そのためにある。
45歳でこの世を去った三島由紀夫が亡くなって、今月で45年。
生誕90年なのだ。奴は神様に許されたのだろうか?
45年で人生を終えた事を・・・。
あれから45年、やっと神様が許してくれた、そんな気がしたこの頃。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:17│Comments(0)日記
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