2015年11月21日

大横綱北の湖

大横綱北の湖が亡くなった。
余りに若い勿体ない死を迎えた。
北の湖こそテレビ観戦ではあるが、私が最も強い横綱と思っている。
今のモンゴル勢が凄いというが、最強の時の北の湖とは比べ物にならない。
なんといっても天才横綱輪島と戦っていたのだ。
同時代の大関は、今の時代なら、あと4人は横綱になれただろう。
輪島の筋肉美は仁王様のそれであり、
ジムなどで器具で付けた筋肉でない事ははっきりわかる。
そして北の湖である。中学1年から英才教育で21歳で横綱になった。
輪島が居る時代にだ。
北の湖のスゴさは、200キロを超える巨漢力士を腹の上に乗せて、
腰のバネだけでブン投げたのだ。
たまげたと同時に、アスリートとしての彼の素質の凄さを感じた。
もし陸上でもやってたら、100mで10秒を切る日本人になったのではないか。
余りに強さにむしろ嫌われ役をやった北の湖。
しかし、意にかいせず横綱としての役割を全うしていた。
しかも、横綱のとしての相撲に終始したのだ。
モンゴル人が冗談でやる様な相撲は一切なかった。
そして、理事長になってからは、
敢えて誰も拾いたくないだろう火中の栗を拾い続けた。
彼にとっては横綱の所業の延長戦だろう。
彼が頑張らなかったら、国技としての相撲は廃れたのだろう。
本当の横綱であった。
相撲をなんとか最悪の状態から直すことに尽力し燃え尽きた横綱。
彼は北の湖理事長というより、魂ごと横綱だった。
横綱北の湖本当にご苦労さま。ゆっくり休んでください。合掌。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 12:29│Comments(0)日記
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