2016年09月01日

デフレスパイラル

デフレスパイラルとは嫌な言葉だ。
日本経済が散々味わって来た、この20年だ。
その理由はあえてここでは言わないが、一言で表現すれば、
「馬鹿な大将、敵より怖い」という事だろう。
日本は、やっとまともな宰相になり、
まだデフレは完全に抜けてはいないが、
デフレスパイラルにはならないだろう。
しかし、中国は間違いなく、デフレスパイラルになる。
というより、すでになっている。
必死で見てくれを誤魔化しているが、実態経済が壊れている。
元々バブルだった中国経済はソフトランディング出来ず、
GDPを維持するため、不要なものを造り続けた。
ビルや鉄などの製品を作り続ければGDPは維持出来る。
しかし、需要が無いものは、売れないし在庫となる。
そして時間が経てば価値が無くなるのだ。
つまりは、投資した金は返らない、消えてしまう。
すると経済そものが小さくなるのだ。
中国は、何年先分どころでなく、
何十年先分の住宅や鉄鋼資材を作ってきた。
つまり将来の利益を先食いし続けて来たのだ。
それは、住宅や鉄鋼がいらなくなるので、
社員がリストラされ、収入が無い多くの国民は、ますます物を買わない。
いままでGDPの多くを稼いでいた建設需要や鉄鋼需要がますます低迷する。
再現のない不況の連鎖が続くのだ。
この中国と同じものをうり同じ市場にいるのが韓国。
だからお付き合い宜しく、デフレスパイラルから抜け出さない。
その期間は一説には10年といわれるが、人によっては100年とも言う。
杜撰な経済運営の結果とは言え、かの国の若者には、
夢も希望も無い何十年が続くだろう事が気の毒だ。
ただ彼らの繁栄は日本経済の足を引っ張った結果であり、
助けなければならない必然性は無いだろう。




Posted by 昔のシステムエンジニア at 13:02│Comments(0)日記
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