2016年10月12日

ブランドという虚像

経済学ではマーケティング手法でブランディングという手法がある。
ブランドとして成功すれば、同等品の他社製品より、
より高い付加価値(利益)がとれるというものだ。
昔は、ソニー、パナソニック、IBMなどがブランドであり、
私の若い頃、IBMの名刺が無ければ飲めないバーやクラブもあった。
勿論、東京の六本木界隈で、友人からIBMの名刺を貰い
飲み歩いた、そんな過去の思い出である。
今は昔、今はどうだろうか、サムスン、マイクロソフト、アップル(アイホン)
などだろうか。
しかし、サムスン、マイクロソフトなどが揺らいでいる。
アップルも一時期の勢いが無い。
ブランドというのは何だったのだろう。
どうも、その答えをサムスンが今教えてくれている。
本当のブランドは、製品の性能が源泉だった。
その性能の良さとサービスの良さが、ブランドを作っていた。
しかし、ブランディングとして営業の一環として見る事により、
モノづくりの基本がおろそかになり、
営業の驕り、高ぶりでおかしくなったのだろう。
ソニーもそうだった。
世界一のモノづくり企業であったソニーの社長が、
アメリカのMBAの考えるマーケティングに終始し、
魅力ある製品が作れなくなり、凋落していった。
サムスンも日本の中小企業が良い部品を提供して来てたうちは、
ボロが出なかったが、
技術移転という名の技術の召し上げをして、
部品作りの利益も自分のモノにしようとした、
途端の今回のスマホ爆弾だ。
アップルも新技術も開発も鈍くなり、
日本の中小企業から技術移転という名の技術の召し上げをして、
その利益を狙うセコイ株主目線の経営をする限りは、
将来はないだろう。
スマホのフィールドをこじあけた、
スティーブジョブズが天国で言っている。
ビジネスを甘く見るなや。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:00│Comments(0)経済
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