2018年06月27日

勝負師の顔

正直に言うが、今回のワールドカップは期待していなかった。
予選突破は到底無理だろうと思っていた。
しかし、開けてみたら嬉しい大誤算、日本代表は強い。
強さが本物だ、だから勝っても負けても(まだ負けてないが)テレビの前から離れられない。
私が注目したのは柴崎だ、奴は凄い。
香川と同じようにベビーフェイスとは言わないが、
優男でとても削りあいに持ちこたえそうも無い。
ところが、190センチ前後のムキムキの大男達とぶつかっても、表情すら変えない。
これには驚いた、人に聞くと彼は天才らしい。
最も、全日本に入れる彼等はすべて天才だ、
誰もが夢を見てもワールドカップに出れる人は、本当に一握りだからだ。
カズですら夢見て破れた。
その中で、今回の戦い方を観て思うのが、皆冷静だ。
まるで淡々と自分の仕事をする局面を観察する、そんな修行僧の様だ。
ふと昔の若気の頃を思い出した。
プロの麻雀打ちが居る博打場に出入りした時、
さぞかしモンモを入れた、怖いプロ達が居ると思ったら、
それこそ優男達が涼しい顔をして、にこにこ打っている。
中に厳つい如何にも強そうに見える連中もいたが旗色が悪い。
その時思った勝負に強いのは、巧いとか賢いとかと違い、
セルフコントロール能力だと。
ワールドカップは博打場ではないが、天才が集まる場所だ。
皆、例外なく巧い、そして強い、
その中で勝ち抜くにはより強く無ければならない。
そう思うと今年の日本チームは強い。
セルフコントロールが見事だ、だから本田が目立たない。
これは当分眠れない夜が続きそうだ。
そうだ冷えてビールを切らしてしもた、買いに行こう。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:19│Comments(0)日記
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