2018年08月16日

人生のリスク

最近、市役所職員の若者の話を聞いた。
高収入で安定している職場である事を強調していた。
確かに公務員は、そういう職場である事は間違いない。
その手の安定を求める人が就職する事は、理解出来る。
私の友人でも、その人生を公務員として過ごし、退職した人も居る。
ただ件の若者は、中小の一般企業に就職した若者を批判するのだ。
給与が安く、不安定で、まともな職場では無いという。
そういう所に就職する若者には未来は無いという。
彼は頑張って公務員試験を通ったのだろう。
就職氷河期で安定高収入を手に入れた事を自慢したいのだろう。
ただ公務員の彼は、その中小の一般企業が汗水垂らして稼いだ、
税金から収入を得ているのだ。
しかも、この国の企業の9割以上は中小零細企業だ。
その事を知らずに何を語ろうとしているのだろうか。
いずれ黒澤明の「生きる」という映画の意味を知るのだろう。
生きる事だけで人生のリスクを受ける事で、
等しく皆リスクはあるのだろうと思う。
山口県で2歳児を発見した、プロのボランティアの尾畠さんは、
65歳まで生きれた事に感謝してプロボランティアをしているという。
彼には人生のリスクそのものを見切った達観がある。
多くの人を感動させる立派な人生だ。
65歳になったら弟子入りせねばならない人も多いだろう。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:43│Comments(0)日記
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