2018年08月28日
さくらももこ氏の死
ちびまる子ちゃんの作者のさくらももこ氏が亡くなった。
私より一回り下の方なので、
漫画通を自負している私も知らなかった。
ただある日かけっぱなしのテレビで、
ちびまる子ちゃんをやっていて、番組自体は知っていたのだが、
「こくぞうさん」という言葉が出て来た。
ふと懐かしく思い、テレビの画面を見た。
「こくぞうさん」は「虚空蔵さん」と言って、
私の実家のすぐそばの神社で子供の遊び場だった。
あんなローカルな場所が東京で仕事をしている私のテレビで紹介されていた。
そんな事から彼女は私の自宅より数百メートルの地点で生まれた娘さん
である事が解った。
顔は知らなかったので、道で会っても気がつかなかっただろうが、
彼女の漫画に出てくる長谷川健太などは、飲食店で会ったこともある。
それはさておき、ちびまる子ちゃんという漫画は、
多分日本以外ではヒットしないだろうし、
それこそが意味があった事だろうと思う。
地方の小学生が普通に感じる事を淡々と綴った作品で、
見なくても良いし見ても良い。
ある種当たり前的なマンネリ作品だけど、
この共通の意識という事が日本人を日本人たらしめているのだと思う。
最近、論理思考(ロジカルシンキング)がもてはやされているが、
日本人の特徴は、多くの経験を共通認識している事だ。
少し語っただけでも、「それある、そうだよね。」などと話が出来る。
特に郷土を共にした人と東京などで会うとそれがあるものだ。
彼女の作品は、皆の心の中に住む故郷を開いたのだろう。
まだまだ惜しい年齢だけども、なしえて仕事は立派だと感じる。
冥福を祈りたい。合掌。
私より一回り下の方なので、
漫画通を自負している私も知らなかった。
ただある日かけっぱなしのテレビで、
ちびまる子ちゃんをやっていて、番組自体は知っていたのだが、
「こくぞうさん」という言葉が出て来た。
ふと懐かしく思い、テレビの画面を見た。
「こくぞうさん」は「虚空蔵さん」と言って、
私の実家のすぐそばの神社で子供の遊び場だった。
あんなローカルな場所が東京で仕事をしている私のテレビで紹介されていた。
そんな事から彼女は私の自宅より数百メートルの地点で生まれた娘さん
である事が解った。
顔は知らなかったので、道で会っても気がつかなかっただろうが、
彼女の漫画に出てくる長谷川健太などは、飲食店で会ったこともある。
それはさておき、ちびまる子ちゃんという漫画は、
多分日本以外ではヒットしないだろうし、
それこそが意味があった事だろうと思う。
地方の小学生が普通に感じる事を淡々と綴った作品で、
見なくても良いし見ても良い。
ある種当たり前的なマンネリ作品だけど、
この共通の意識という事が日本人を日本人たらしめているのだと思う。
最近、論理思考(ロジカルシンキング)がもてはやされているが、
日本人の特徴は、多くの経験を共通認識している事だ。
少し語っただけでも、「それある、そうだよね。」などと話が出来る。
特に郷土を共にした人と東京などで会うとそれがあるものだ。
彼女の作品は、皆の心の中に住む故郷を開いたのだろう。
まだまだ惜しい年齢だけども、なしえて仕事は立派だと感じる。
冥福を祈りたい。合掌。
Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:38│Comments(0)
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