2018年10月27日

中流は幻

友人との会話をして思ったのは、
中流日本人は、どこに居るかという事だ。
それは団塊の世代が旨く退職して退職金をせしめたのだ。
それ以降に退職した我々の世代は、
どんどん減額されて、とても中流とは言えないレベルの人が多いのだ。
特に地方都市では、それが甚だしい。
来年消費税が上がるという話題で、普通なら駆け込み需要がある時期だが、
今回は東京は多少見られるが、地方としでは皆無だ。
金持ちは安い内に無理しても買って置こうと考えるが、
貧乏人は財布の紐を絞めようとする。
10%の消費税は見事に中流と下流を分けてしまう様だ。
日本は昭和50年代に一億総中流と呼ばれた。
ところが、バブル崩壊やリーマンショック以後、
若者達は中流のパスポートを手に入れていないのだ。
日本人の平均年収が400万でも、
地方では300万も行かない人間がゴロゴロが普通であり、
下流であり、都市の一流企業で500万以上の所は、上流と言える。
団塊2世は一部は親の七光りを使い何とか中流にしがみついて居るが、
他は一部の上流と、大多数の下流となる。
だから子供を産まない、育てられないからだ。
今、地方では中流という幻を信じているのは、
十分な退職金を貰った団塊の世代と、公務員だけだ。
大塚家具は、父親は中流になった日本人を掴み大成功をした。
そして娘は、それでコケた父親を見て、少ない中流を掴もうとした。
実は、これも失敗した。中流はもう居ないのだ。
そんな事を信じている若者はいない。
ネットで見れば解る、安い家具やアウトレット家具のオンパレード。
大塚家具の親子が探している中流は、もうほとんど居ない。
マーケットは、それが真実。
中流は空想の世界。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 17:26│Comments(0)日記
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