2021年03月09日

おかしな教師

学生時代に友人が怒っていた事があった。
理由を聞くと、彼の知り合いが教師になって、
その人が自分の事を先生と呼ぶというのだ。
本来、先生というのは敬語であり他人に使う事はあっても自分に使う事はない。
子供に常識を教える教師がその程度である事が問題だというのだ。
なるほどと思いながら教師の人の話を聞くと確かに職業として
教師とか講師を先生と呼んでいる様だ。
その時は、教師が幼稚化したと思ったものだ。
親からすれば子供を人質に取られているので、あまり指摘は出来ないが
学卒で社会経験のない人達が教師になる事の弊害がある気もする。
先日、ある教育者の話を聞いた。
彼は、本当の日本人の姿を子供に伝えたいと奮闘している。
自分の力で考える子供を作りたいと言うのだ。
その為に、多くの教材を作り考えるヒントと共に子供に示している。
その人が言うのに、たまにおかしか教師がいるという。
そのおかしな教師は、その教育者に向かい、ヒントを与えているのは誘導であり、
自分は問題自体を子供に作らせて、それで発表させている。
自主性を最も大事にしていると答えたと言うのだ。
なるほど机上の理屈では、そうかも知れないが、
子供の身になって考えれば惨い話だ。
子供は教師より立場が弱い、採点される側である事を理解している。
つまり教師が〇をくれる答えを忖度するというのだ、
それこそが自由な判断ではなく誘導だという。
なるほどと思った、ほんの数年だが学生相手の教壇に立った事がある。
その時感じたのが、学生がえらく忖度してくれた事だ。
その上で胡坐をかいている気がしたのだ。
私が所属する社員研修の世界では、研修が終わるごとアンケートを取り
受講生の評価が低ければ、次の仕事が来ない。
有名大学の先生であっても、評価は受講生が行うので、
大学のの先生で講師を続けている人は誰もいない。
あえて問題があるのは、教師の方が生徒の点数稼ぎをやる場合がある
まあ芸人の世界に近い。
いままでそんな教師も見てきたが5年位で姿を消す、10年は持たない。
やはり生徒というのは、厳しい評価人だ。
20年30年のキャリアの講師は、誠実で勉強好きな人の様に思う。
生徒は怖い、しかし、正直だ。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:25│Comments(0)日記
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