2022年01月03日

米は神の賜物

新年、明けましておめでとう御座います。
本年も宜しくお願い致します。
今回は米(こめ、アメリカでない)をテーマに日本の国が成立して来た事を書きたいと思う。
天皇陛下のおかれては、毎年田植えや刈り取り、
神への捧げなどを行い、米が特別な穀物である気はしていてが、
その理由について余り深く考えた事は無かった。
しかし、最近その根源を知る事となり、思えば思うほど神に賜物と思うように成ってきた。
其の事について記したいと思う。
まず第一に米は、縄文時代から日本にあったという事だ。
昔教わったのは、中国から朝鮮半島を経て日本に2000年ほど前に来たという説だ。
しかし、現実には、DNA解析では、朝鮮半島の米は、近代になって日本から
朝鮮半島の行ったもので、2000年前には影も形も無かった。
つまり日本人が朝鮮半島に持って行ったものである事が解った。
そして、中国と日本の米はDNAでは似ているが、中国が6000年前の水田の跡があり
米もあるので、最古と思って居たが、日本でが7000年以前の水田の跡が見つかり
1万数千年まえに米を炊いた後も見つかった。
すかさず中国が8000年前の水田の跡が見つかったと言ったが、日本の学者が
研究の為に見せて欲しいと申し出ても一切無視して音信不通だとか。
まあ古さは良いが、何の為の米かという事だ。
米は、籾の状態であれば7~8年は、食べる事が出来る。
つまり、不作が続いても、飢える心配が少ないという事だ。
古代に人々の最も重要な心配事は、自分の子や孫、仲間を飢えさせないという事なのだ。
狩猟や採集では、必ず飢えが起きる、
だから飢えとの闘いこそ国家が存在する理由だったのだ。
縄文人は早くからその対策をしていて、1万年以上前から栗と陸稲を育てて来た事が
最近明らかになった。
栗などは、かなり品種改良されていて、縄文人の住居は栗畑の中にあったという。
それでも飢えや飢饉はあった様だ。
そこに水田を広めた人がいた。
それは、水田で作れば、より多くの米が手に入り、
一気に飢えや飢饉から多くの人を守れるという事だ。
ただ水田を作るには高度な灌漑技術、土木技術を必要とする。
稲作と同時に其の技術を指導する人間が現れたのだ。
その方は、人々を説得し励まし、陣頭指揮に立って大水田地帯を作った。
高度な灌漑技術、土木技術を駆使して大阪平野に、当時世界最大の
大水田地帯を作り、世界最高の豊かな国を作った。
土木、灌漑工事で出た土は、一か所に集められ土盛りをした。
前方後円形は、土が崩れない理想の形であった。
その国を作ったリーダーが亡くなった時、
このリーダーを神と呼び、その功績を称えて、
その土盛りのモニュメントを墓にしたのだ。
それこそが仁徳天皇陵古墳と呼ばれている。
米は、他の穀物とたった一つ違う事がある。
それは、米は永遠に作り続けられるものである事だ。
麦であっても10年に1度位土地を休ませなければならない。
しかし、米は、特に水稲は、その老廃物も含め水に流すという。
だから、永遠の作り続ける事が出来る。
当時の民衆は、飢えから庶民を救い、惜しみなく技術を教え
人々の安寧を一身に祈った姿に神を見て、
その子々孫々に神からの賜物に感謝し続けたのだ。
やはり米は大事ぞ。
惟神霊幸倍坐世(かんながらたまちはえませ)
今年も良い年になります様に。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 12:33│Comments(0)日記
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