2024年02月05日

植木等の時代

♪サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ♪
と子供の頃聞いた歌、底抜けに明るい人、植木等
もう亡くなって大分たつが、最近多くのyoutubeがあり、ゆっくり見たが
彼の笑いの質の高さに驚いた。
小松政夫も面白いが、多く人の根っこに植木等が居る。
小松は植木に惚れて付き人になり、所ジョージも植木等に憧れた。
加藤茶も植木の前では可愛い坊やに見える。
本当に一代の大スターというべきだろう。
高度経済成長の時、実はサラリーマンは暗く厳しい時代だった。
それを思いっきりの笑顔で笑い飛ばし、駆け抜けて行った。
明るいホワイトな笑い、彼はその基本を見事に見せつけた。
その後、たけしのブラックな笑い、吉本の反社的笑い、一世を風靡したが
ブラックは終わってしまった。
たけしは映画監督という芸術家になり、紳助は反社である正体がバレる前に逃げた。
逃げ遅れたのが、松本。
さんまは徹頭徹尾職人で死ぬつもりだ。
芸能人で生き延びたい人は、さっさと辞めて文化人を目指す。
そう、もうブラックは正味期限切れなのだ。
サンドイッチマンの様な、大人しいホワイトな漫才が今の本筋だ。
彼らは単純ホワイトだ。植木等ほどの強烈では無いが、その純朴さで回りを癒す。
日本社会は確実にブラックを嫌がっている。
有吉もマツコも毒は無い、毒っぽい言い方をしているが、しかし、毒は無い。
売れている人間は風をみている。
松本は乗り遅れた、だけしも乗り遅れたが、巨匠で復活した。
しかし、ブラックな映画は、私は終わったと思って居る。
大変な時代。
しかし、植木等はかっこいいなぁ。大人とはこう言うものだ。
みんな纏めて面倒みよう。うっしっし。とね。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:57│Comments(0)日記
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