2009年12月29日

日本人の和

宮本常一という民族学の先生がいて、かって日本中を歩き回り、
地方の風俗やら習慣を調べて歩いた。
その方の本にあったのだけれど、昭和20年代では、地方では昔の
慣習が残っていたようだ。
村で大事な決め事があると、各地域の代表が話し合うのだけど、
なんと3日もかけて話し合うのも普通らしい。
それも、ディベートの様に1つの話題を徹底的に掘り下げるのではなく、
よもやま話も含めて、穏やかに話し合い、全員が賛成しそうな状況になったら、
決をとるような方式らしい。
随分悠長なきもするが、いまどきの会議に慣れた身からすれば、新鮮な気がする。
しかし、聖徳太子が、「和を持って貴ときとし・・・」の精神は、ついこないだまで
日本の津々浦々まで浸透していたかと思うと、
奇跡のの国という気がする。
しかし、それを認めてそれに合わせてくれる外国も無いだろうから、
難しいよねぇ。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:33│Comments(0)日記
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