2010年07月03日

心配性

昔、心配性の老人がいた。
30年前、日本がまだ好景気で浮かれていた時、彼は「このままでは日本は破産する。」
と言いきった。その老人は社会的地位が高かったので表立って批判する人はいなかった。
しかし、88歳になる老人がボケ始めたと思った人も多かった。
そして、その老人の言った日本が破産する理由は、「経済大国と言われる日本が、世界一税金が高く、
しかも国債を発行している。経済は良い時も悪い時もある、企業でいうと、良い時に借金するような企業は、悪いとき
倒産する。」という。
そして、その老人は、無借金国家を考えられる若者を育てたいと、研究機関をつくった。
その研究機関は、松下政経塾。老人の名は、松下幸之助。
彼は、100年先を考えながら経営をしていたといわれるが、どうも本当の様だ。
まるで今のにっちもさっちもいかない日本を予告した様な言い方だ。
しかし、これは松下幸之助オリジナルの考え方では無いようだ。
何十年か前、福沢諭吉が言った事であり、またその何十年か前に、二宮尊徳が言った事だという。
そんなすばらしい考え方が日本オリジナルであるならば、次の世代に受け継いでほしいものだ。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 12:47│Comments(0)日記
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