2010年12月15日

和の国

私が好きな井沢元彦氏の本によると、日本は和の国だという。
和というのは、宗教感で、多神教のなごりが和という概念を生んでるという。
もっとも悲惨な戦争は、似て非なる宗教の一神教。
例えば、ユダヤ教とキリスト教、キリスト教とイスラム教。
すべて同じユダヤ教の一神教から出ているのに、メシアを信じる信じないで、
相手が殺せる。しかも間違った宗教感だから相手が殺せる。
日本人は、どんな事があっても相手を殺す事は基本的に宗教と反すると考える。
ただ、和という宗教は合議なので決まれば、なんでも出来る。
「赤信号皆で渡れば怖くない」し、戦争をするときは、八幡大菩薩が出てきて、
敵をこらしめる。
いずれにせよ話し合って進めるから時間がかかるし、反応がわるい。
談合も起き易い。
どちらも一長一短がありそうだけど、最近の日本人は短所のみにフォーカスしすぎて
内向きになっているんじゃないのだろうか。
一神教は多数派だけども、宗教の違いで相手を抹殺できるなど、
そんな事ばかりすすめていたら、最後人類は滅びてしまう。
「和」はすばらしい宗教だと思うのだが。
聖徳太子曰く「和を以って尊しとすべし。」



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:27│Comments(2)日記
この記事へのコメント
日本人は古来から心のありようを追求して尊しとしてきたようです、それが和の心に繋がっているのでしょう。宗教という言葉は明治時代以降に西洋の一神教を現すために作られたと聞いています。
いま日本人は自信をなくし過ぎ。もう一度日本人としてのアイデンティティを見直したいですね。
一神教と和(心)の違いは、宗教と信心という言葉で区別できます。日本人は古来から信心をしてきた民族。って、最近読んだ禅の本からのうけうりですが・・・
Posted by kobayashi at 2010年12月15日 11:07
宗教と信心ですか、信心というのは妥当ですよね。
和という考え方は、聖徳太子が仏教を守る以前から
日本人が持っていたもののようです。
想像ですが、大昔、多くの部族が対立していて、血なまぐさい事があり、
それを纏めるリーダーが、殺し合いの無意味さを
説いたのではないかと想像してます。
Posted by おじさん学生おじさん学生 at 2010年12月16日 09:19
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    コメント(2)