2011年01月20日

成功者の不満

テレビなどで有名な韓国の女性歌手グループの「KARA」が事務所と
揉めているという。私には関係無いと思いつつ、聞いていたら、何か生々しかった。
というのは、韓国では、歌手を売り出すのには、かなり高額な投資が必要となる。
しかし、売れ始めた芸能人達は、給与が安い事で不満が出てくる。
それを利用する芸能事務所も出てくるので、おかしくなるという事だ。
まるで中小企業の経営の現場の様な事だと思った。会社に入って来る社員は、
あまり実績が無く、大企業ではとってくれなくて中小企業に来る。
そして、技術を教えてくれる事を当然として、給与も貰う。
その中で、技術が出来上がった順に、自分の価値を高く買う所に出て行ってしまう。
そして技術が伸びない人間だけが残る。
韓国でも日本でも、投資した分が回収できる前に、出来る人間は止めてしまい。
回収が十分に出来ない。なので、新しい人にに投資をする原資がない。
すると十分な教育が出来なくなるし、人もとれない。つまり悪循環である。
自分が成功したと思う人間は常に不満が付きまとうのだろう。
今回、中小企業で業績のいい企業を調べたら、必ずしも高額な給与のとこではない。
年功序列で終身雇用の企業ばかりだった。
ところで、能力主義とか自己責任って、何故必要だったのか?良く判らなくなった。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:29│Comments(0)日記
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