2011年05月10日

適正価格

ユッケの食中毒事件があって、色々な報道がされているけれど、
どうも販売している焼肉店が安く提供すれために、質の悪い肉を使っていて、
しかも仕入先に下処理も任せていたらしい。
どちらが悪いかというのは、警察と保健所で決めてもらえばいいが、
「安くてうまいものを提供する方が勝ちだ。」というのにちょっとひっかかった。
現代の交渉術、まず仕入先にあい見積もりをさせ、一番安い所からとる。
確かに合理的で、努力していない仕入れ業者は、消えていくべきだろう。
しかし、その価格に対して質をどれだけ確認しているのだろうか、
それこそ適正価格をどこにおいているのだろうか。
震災で自動車業界が生産を止めてしまったのも、安価を追求するがあまり
危機管理が無くなってしまったからではないだろうか。
多少のコスト高になっても危機管理コストを上乗せした適正価格を考えるべきではないか。
ダイエーの創始者の中内さんと松下幸之助の論点はそこだったと思う。
中内さんはアメリカのスーパーマーケットの経営を日本に取り入れた人。
松下電器の製品は、高いと言って憚らなかった人。
そういえば、東京電力社長は、別名「コストカッター」とか。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:24│Comments(0)日記
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