2011年06月01日
寅さんの労働
「男はつらいよ」のDVDを見ていると、昔映画でみた時とまた別の感慨がある。
映画で出てくるタコ社長、中小企業の親父さんだけど、妙に共鳴する。
資金繰りに行き詰まり、死ぬの生きるのと大騒ぎ。
社員が辞めそうになると、必死で押し止め、社員が怪我でもしようものなら、大騒ぎ。
人がいいばっかで、いつも寅さんに、頭を叩かれている。
しかし、ふとした瞬間、寅さんが言うのに、「おらあ社長の半分も苦労しちゃいねぇ」という。
そして、タコ社長の所の従業員に「労働者諸君、今日も額に汗して働いているか?」と
声をかける。
これらの言葉の中には、遊び人寅さんが、額に汗して働く事に憧れながら、
それが出来ない自分への引け目がある。
事実、物語の何回か、正業につこうとしている。しかし、いつも失敗。
そして自己嫌悪の旅に出る。
昭和40年代の日本の労働感は、それが普通だった。
その寅さんが、いじめながらも一番気になっていたのはタコ社長だったかもしれない。
そんな事を考えてみた。
映画で出てくるタコ社長、中小企業の親父さんだけど、妙に共鳴する。
資金繰りに行き詰まり、死ぬの生きるのと大騒ぎ。
社員が辞めそうになると、必死で押し止め、社員が怪我でもしようものなら、大騒ぎ。
人がいいばっかで、いつも寅さんに、頭を叩かれている。
しかし、ふとした瞬間、寅さんが言うのに、「おらあ社長の半分も苦労しちゃいねぇ」という。
そして、タコ社長の所の従業員に「労働者諸君、今日も額に汗して働いているか?」と
声をかける。
これらの言葉の中には、遊び人寅さんが、額に汗して働く事に憧れながら、
それが出来ない自分への引け目がある。
事実、物語の何回か、正業につこうとしている。しかし、いつも失敗。
そして自己嫌悪の旅に出る。
昭和40年代の日本の労働感は、それが普通だった。
その寅さんが、いじめながらも一番気になっていたのはタコ社長だったかもしれない。
そんな事を考えてみた。
Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:33│Comments(0)
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