2011年07月07日

寅さん映画の楽しみ

楽しみで「男はつらいよ」のDVDを見ているが、ストーリー以外にも多くの楽しみがある。
この前は、35年前の沼津駅が出てきた。確かみ見覚えがある。
そそそう、あんな改札だった、あんな建物もあった、などと見ていた。
35年前の上野駅も、そこここに覚えがある。
過去の景色は、こんな形で残すのもありだなと思う。
役者も圧巻だ。笠智衆、嵐寛寿郎、三木のり平、 ミヤコ蝶々などの演技は、
見事としか言いようがない。
笠智衆、嵐寛寿郎は、言葉ではなく風情で演技している。今はこんな役者は居ない。
三木のり平、 ミヤコ蝶々が、誘う笑いは人間の業や悲しさを笑いに変えた技がある。
それこそ上質の落語を聞いているのに近い気がする。
今テレビをつけても、いつものお笑いタレントが、いつもの笑いを取るのを見るより、
ずっと上質の時間が過ごせた気分。
日本人の原点を思い起こされる時間。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:43│Comments(0)日記
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