2011年07月25日

中国新幹線事故で思う事(2)

昨日午後あたりから中国新幹線事故の報道は多くなり、
かなりの惨事である様だ。亡くなった人もかなり出ている様だが、中国らしく
報道管制をしているので、多分3倍くらいいるじゃないかと想像をしている。
中国の被災者には同情せざるを得ない。200キロ以上でノーブレーキで突っ込んだら
その恐怖はとんでもないだろう。
日本でも何年か前にJR西日本で、大きな事故があった。
あれは運用管理上の人災だった。上層部が現場の状況を知らず、指示をして
その指示を守ろうとした現場の運転士がスピードを出しすぎた。
一時運転士が非難されたが、そこに追い込んだのは、机の上で命令を出している
上層部だ。
日本の鉄道は、世界一正確で安全と言われ続けた。
問題が起きる時は、人災なのだ。昔から鉄道員と言えば時間に正確で几帳面で、
それこそテッチャンと呼ばれる人達も、そんな規律正しさにも魅力を感じただろう。
それ自体、非常に日本的と言われた事だが、しかし、技術は最後は人なのだ。
どんな素晴らしい技術も持つ相手が間違えれば、むしろ凶器になる。
合理化努力も必要だが、人間を置き去りにしたらどうなるか、多くの事を教えている。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:32│Comments(0)中小企業
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