2011年08月01日

金子みすずの詩

テレビを見ていたら、金子みすずが取り上げられていた。
被災地の子供達のケアに、金子みすずの「こだまでしょうか」
を使っていると。
そういえば、テレビCMで、「こだまでしょうか」が取り上げられていた。
私も、何年か前に「わたしと小鳥とすずと」という詩を見て驚いた。
言霊があると思った。「皆んな違って皆んないい」こんな簡単な言葉で、
心が救えるフレーズは、見たことがない。
しかし、ここまで相手を思いやる気持ちが、どうして醸成されたのかと思っていたら、
金子みすずの実家は、網元で鯨漁がさかんな町だったという。
殺した鯨には皆戒名をつけ、感謝し神社もあるという。
命を頂く感謝なのだろう。「大漁」では、浜はイワシの大漁で湧いているが、
海の中では、イワシの弔いが行われていると言っている。
このように繊細な人だと世の中生きるのが辛いだろうと思っていたら
20代の若さで自殺して亡くなった、薄幸の人生だった様だ。
ある経営者が言っていた、金子みすずの「星とたんぽぽ」を座右の名にしていると、
その中にあるものは、こいうフレーズだ、「見えないものでもあるんだよ」
なるほど、日本の再生は、金子みすずの詩で始まる様だ。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:00│Comments(0)日記
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