2011年08月21日

中小企業の海外進出

中小企業の海外進出の必要が無いというコメントをしたら、海外進出で成功している事例を
あげて、おかしいという意見があった。
確かに成功している事例もある。特にサービス業などは、日本のサービスのグレードは世界一なので、
それを現地に浸透させるだけでも、現地の人は感動する。
特に中国などの共産国は、サービスを受けたことがないので、日本的なきめ細やかなサービスは、
評判がいい。
けれども、製造業などの仕事だと、結局は日本の技術力が生きる所でしか勝負にならない。
ただの大量生産なら中国にかなうはずもない。人間の数が違う。
すると日本の技術力を良く理解して、20年30年と辛抱して技術を磨く風土でなければ、
本当の日本の技術を身につけられない。
ある会社の社長が言っていた。10年前にタイやインドネシアなど海外に進出した。
日本の人件費が高いためだ、しかし、数年で人件費が日本に近づいた。
その為、現地の人に合理化努力をして、付加価値を上げようとしたが、
そうゆう努力をいくら説明しても、なかなか現地の人は、やり方を変えてくれない。
結局日本に残った工場は、合理化努力を進めていたので、生産性も高く、技術も優れていて、
海外の工場をたたんで、日本に戻って来た、と言っていた。
なので、いずれ生き残るには、社員も経営者も一緒になって努力しなければ、
一時しのぎでは、企業が存続できない。海外進出するなら、地元に骨を埋める気でなければ
迷惑がかかる。
そこの社長が言ったのは、やはり地元の日本人は、よく働くしよく理解してくれている。
一緒にやるならこの人達がベストだと確認したそうだ。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:00│Comments(0)中小企業
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