2011年08月25日

暴力団を撲滅できるか

今回島田紳助の引退で、暴力団と芸能界の関係が騒がれた。
思い出したのが、昔、美空ひばりが、弟が暴力団との関わりで干された事を思い出した。
あれほどの女王でも、厳しいい措置だったと思う。
今年に入って、相撲界も暴力団との関わりを断ち切る為に大掛かりな動きがあったのは
記憶の新しい。
暴力団は勿論よろしくない。覚せい剤や暴力ざた、銃などの利用はもってのほかだと思う。
だから壊滅させると、警察も頑張っているが、なかなか壊滅にはいたらない。
物の本によると、現在の暴力団のルーツは、戦後占領下の日本で、理不尽な態度をる占領軍の
アメリカ兵に対し、日本の警察が見てみぬふりをしているので、戦場で戦って来た一部の兵隊が、
グループでそれに対抗した事によるようだ。
実は、この時に新興宗教も多く力を持ってきた。
簡単に言えば、政治が機能しない時に、弱者が逃げ込む先として発生してくる。
今の日本は、どんどん格差社会が広がる時代だ。その中で、弱者救済が必ずしも行われていない。
既得権を持った団体だけが潤う構図がある。
こういう行き詰まり感がなくならない限り、暴力団はなくならないだろう。
いみじくも、国のえらい人が言っていた、自衛隊は暴力装置だと。
暴力装置が自分達を助けてくれなければ、自前の暴力装置が動いても不思議はない。
自由主義の中では競争が行われる。そこには「勝ち組」と「負け組み」が出る。
それを調整して、安定した社会にする事が政府の機能なのだ。
それがダメなとき暴力団だけ叩いても、モグラ叩きだと思うのだが。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:02│Comments(0)日記
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