2011年09月16日

製造業は中国に勝てる

色々の新聞やニュースを見ていると、世界の製造業は中国で決まりみたいになっている様だが、
彼らは現実に日本の中小製造業の現場を知っているのだろうか。
中国の人件費は日本の1/10だから、競争してもムダだという。
しかし、労働生産性で比べると、1/2だ。しかも、極端な円高、元安誘導の中でその様な状況なのだ。
つまり、中国政府がイカサマを止めて、日本政府が、まともな振興策を行えば全く問題にならないレベルなのだ。
そう言うと、中国の製品は品質が上がったので、日本製と比べて遜色ない。
という人がいる。その通りだ。
日本の無人化ロボットや、精密な工作機械をどんどん輸入して、それに作らせたのであって、
中国の一般の人達のレベルが日本を越した訳ではない。
ロボットが陳腐化するまでの間の問題だ。そのロボットを造る技術が無いのだから。
ただ実際にあるのは、大企業が中国市場に進出したいが為に、自分の影響力が及ぶ中小企業を
中国に連れていき、中国人を指導させ、技術移転が済んだら、その中小企業を捨てた、という話は、
いくらでもある。
だから中小企業は下請けを脱して、早く自立しなければいけない。
技術はある。だから大企業の言うなりでなく自分で立ち上がれば十分に勝算はある。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:04│Comments(0)中小企業
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