2011年11月01日

名人、圓楽(5代目)

落語のCDを聞いていて大発見をした。
5代目圓楽を聞いていいたら釘付けになってしまった。
演目は「浜野矩随」(はまののりゆき)だ。
私自身は、圓生が好きで良く聞いていた。圓楽は圓生の弟子で上手いが、
それほど魅力的だとは思って居なかった。
一時は、「星の王子様」と言ってテレビ、ラジオの出演して、タレントとして有名だった。
あれほどタレントとして有名になる様じゃぁ芸は十分じゃないだろうと思っていた。
「笑点」の司会者としても長かった。
その圓楽の「浜野矩随」は、鬼気迫る迫力がある。
多分40才代の油が乗り切った一番いい時期のものであろうけれど、
あっという間に最後まで聞いてしまった。
調べて見ると、圓楽が芸で行き詰まり、自殺も考えた時、母親の言葉で
その行き詰まりから脱却出来たという。
それが為に「浜野矩随」には、ひとかたならぬ想いがあるというのだ。
確かに、そんなストーリーを聴かなくても、この人はこれがやりたくて落語家になったというのが
伝わって来る作品だ。
落語界の為に大借金を抱えて、全国を走り回った50才代に修行が出来なかった事を
本人が一番残念がっていたらしいが、
確かに、そうであったなら大名人が誕生していたかも知れない。
しかし、五代目三遊亭圓楽の「浜野矩随」には恐れ入った。
いよっ名人。 



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:00│Comments(0)日記
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