2011年12月05日

情けない

情けない、というと自虐的な響きがある。
自分が無力であるという意味だろう。しかし、元は情けが無いという事だろう。
「旅は道連れ世は情け」という諺があるとおり、いくら正しいと信じて居ても
独りよがりほど寂しいものはない。
最近ビジネスの世界で特に感じるのは、情けが無いという事だろう。
当然の事ながら、すべてを情けで行えばグズグズになってしまう。
だから理詰めで行う必要がある所は多々ある。
しかし、相手が人間である事を無視してはならなと思う。
MBAなどの欧米型の教育では、冷静な判断を妨げないために、現場の作業員の人達と
親しくしてはならないという。
彼らはコストであるから、高kれれば海外の安い労働力と交代させなければいけないという。
コスト競争に勝つのは、それが有効な方法だという。
円高で日本企業が海外に出るのは当然という。
マスコミも含めてそういう論調なのだが、国内で家族を養いながら生活している人達には、
どうしろというのだ。
企業は経営者・株主だけのものでは無い。そこに働く人、地域社会、そして協力会社
顧客のためのものだ、それを無視して全て数字で解決しようとする事自体
情けないという事だろう。数字だけの判断であるなら子供でもできる。
最も純粋なこどもなら疑問をもつだろうが。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:17│Comments(0)日記
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