2011年12月06日

気がこもる

昔の人が言うのに名人上手が作った物には、気がこもるという。
左甚五郎が彫ったネズミが動き出したとか、名人が書いた絵から雀が飛び出したとか。
現実にはありえない話だけれど、それほど気が入った作品である事は間違いなかったろう。
我々でも気が入った物は解る。
農家にしても、余りこの近くでは感じないが、長野県など旅行でいくと、畑の土が黒々として
きれいに整地しているのを見ると、ここで育つ野菜は元気だろうなと思う。
近くに育っている野菜を見てもオーラがあるように見える。
機械や道具でもそうだ、鉄道ファンの気持ちが解るのは、鉄道という人の命を預かる鉄道員達の
緊張感が鉄道そのものに伝わっているかれではないかと思っている。
真剣に本気で人間が向き合った物には気がこもるものだ。
中国の新幹線事故や中国が作ったインドネシアの吊り橋が落ちた事故をみて思うのが、
日本人は、真剣なモノづくりを続けないと、あんな事が日本で起きるのでは
ないかという悪夢を見る。
目先のコストでは無い本当のモノづくりの文化が残っていって貰いたいものである。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:51│Comments(0)日記
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