2011年12月26日

青田刈り

昔人材難の時(今でもある意味そうだが)、青田刈りというのが流行った。
大学卒業見込みの段階で、採用通知を出して、囲い込むのである。
今の学生からすれば、信じがたい事だろうが。
しかし、ユニクロのファーストリテイリングは、大学1年生を採用しているらしい。
そのまま大学に居ても、4年間アルバイトで採用していて、卒業すると正社員になるらしい。
しかし、その4年間の授業料が無駄だと思う人は、大学を辞めて入るそうである。
色々な所から文句は出そうであるが、私は理に叶っていると思う。
今の大学生で、本当に大学に行く事で能力を伸ばそうとしている人間は、ごく一部であり、
殆んどの学生は、大卒というブランドだけで行っている。
しかし、現在はブランドは通用しない。実力がものをいう社会だ。
確かに、トーダイホウガクブで役人になれば変わるかも知れないが、
一般の人々は、自分の得意な事を伸ばして社会に出たほうがはるかに良い。
岡野工業の岡野社長が言っていた。高校すら邪魔だ。
中学を出たら、みっちり仕事を覚えれば世界一になれる。
オンリーワンの技術は30年かかるのだ、高校・大学の7年間を無駄にしてどうなる。
そして、30年間鍛えた技術には殆んど競争相手は出て来ない。
俄学問よりもはるかに良い。
さすがにユニクロはリアリストだ。4年早く仕事を覚えて、しかも勉強の仕方を知っている奴は、
会社にとっては宝の社員だろう。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:19│Comments(0)日記
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