2012年01月05日

デフレ政策

現在日本は長期に渡ってデフレ状態になっている。
現在の若者たちの中には、というより多くは、インフレの状態を知らずに育っている。
バブルと言われた時代がインフレなのだが、バブルは悪いこととして金融を引き締め、
それ以後は、デフレ気味になり、20年以上になっている。
果たしてデフレがこれ以上続く事はいいのだろうか。
少なくても、年金はインフレ前提で考えているので、デフレが続くと持たない事は確かだ。
歴史を見ると面白い事が解る。
江戸時代、絢爛豪華な江戸文化が花開いた時代がある。
それは、身分制度が緩やかになり、実力があればのし上がれる時代であり、
足軽から幕府の重役に上がった人間がいた時代だ。
田沼意次の時代が、その時代だ。彼は将軍に見込まれ破竹の出世をした。
商業や貿易を盛んにしたので、大商人が生まれ、商人文化が花開いた。
当然、社会はインフレになった。そうすると困る人間がいる。
多くの大名や高級な武士達だ。彼らは米の量で収入が固定化しているが、
支出が増えるので、生活が苦しくなる。
商人は、自分の才覚次第で、どんどん収入が増えていく。
面白くないのは武士達だ。士農工商と商人を一番低く見ていた武士達は、
身分制度ど固定化する為に、田沼を引きずり下ろした。賄賂を受け取った罪で。
実際に蔵の中を調べたら何も出てこなかった様だが・・・
その時落首が、
「田や沼やよごれた御世を改めて 清くぞすめる白河の水 」
「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき 」
庶民はよく見ている様だ。
しかし、これはデジャブの様な気がする。
身分制度は、勝ち組・負け組、武士は官僚や一番金を持っている年金生活者。
あれ、何処かで見たような。
私は、経済が盛んなほうがいいから、田沼恋しい。
さて皆さんはどっち。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:12│Comments(0)日記
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